出願番号 |
特願2007-117756 |
出願日 |
2007/4/26 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2007-316063 |
公開日 |
2007/12/6 |
登録番号 |
特許第4818981号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
細胞の迅速識別方法及び識別装置 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
機械・部品の製造、検査・検出 |
適用製品 |
細胞の迅速識別装置 |
目的 |
バイオマーカーとして用いるタンパク質成分を確実に質量分析によって検出し、そのピーク質量を、発現タンパク質の分子量情報に基づくデータベースと比較することによって、信頼性の高い迅速な細胞識別方法と装置を提供する。 |
効果 |
細胞識別のソフトイオン化質量分析の対象バイオマーカータンパク質としてリボソームサブユニットタンパク質並びにそれに関連するタンパク質の集合体あるいは一部を選択的に用いる方法を採用しており、該バイオマーカータンパク質の発現分子量情報を用いたデータベースとの照合を行うことによって、迅速性を損なうことなく高い精度で細胞識別を行う方法および識別装置を提供することができる。 |
技術概要 |
細胞の種類を識別する方法において、細胞内部からバイオマーカータンパク質を漏出させる工程を行い、次に複数種類のタンパク質から構成されるバイオマーカータンパク質を質量分析する工程を行い、次に各バイオマーカータンパク質のイオン質量乃至分子量を特定する工程を行い、次に特定した複数のバイオマーカータンパク質のイオン質量乃至分子量と、複数種類のバイオマーカータンパク質のイオン質量乃至分子量を登録したデータベースと比較するデータ処理の工程を行うことにより、質量分析による測定結果とデータベースとの一致性を指標として細胞の種類を識別する細胞識別装置である。また、細胞内部からバイオマーカータンパク質を漏出させる工程が、細胞内部からリボソームサブユニットタンパク質を漏出させることを目的として行われる、薬品との混和乃至物理的破砕を用いる細胞識別装置である。また、細胞内部からバイオマーカータンパク質を漏出させる工程において、さらに超遠心分離、クロマトグラフ分離、分離膜分離、抗体利用分離、乃至これらを組み合わせる方法を用いてバイオマーカータンパク質の精製を行う工程を行う。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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