出願番号 |
特願2007-114796 |
出願日 |
2007/4/24 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2008-268133 |
公開日 |
2008/11/6 |
登録番号 |
特許第5170617号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
片側開放型磁気回路 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
磁石とコイルを用いて原子核の状態を測定する方法、コンクリート欠陥の評価、非破壊 |
目的 |
核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance:NMR)センサーに必須のコイルを収納するためのスペースが十分であり、また渦電流などの悪影響がない片側開放型磁気回路の提供。 |
効果 |
この片側解放型磁気回路は、サンプルが大きくて固い、あるいは貴重であるがために破壊検査が困難なケースに適用できる。例えば、油田のボーリング孔に入れて、孔壁をNMRでスキャンして、深度ごとの地層の含油量を推定したり、生きた肉牛や生マグロの表面スキャンをして、価格を左右する脂肪交雑(霜降りの程度)を推定する。 |
技術概要
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この技術は、円筒軸方向に磁化された円筒型磁石の内周に沿って、円筒軸に垂直な方向に磁化された磁石を配列した片側解放型磁気回路とする。さらに、円筒軸方向に磁化された円筒型磁石の内周に沿って、円筒軸に垂直な方向に磁化された角形磁石を複数個対称に配列した片側解放型磁気回路とする。円柱磁石を角形磁石で置き換えれば、NMRセンサーの感度領域にほぼ同じ磁場を作ることができ、しかも、コイルを置くための広いスペースを確保できる。例えば、片側解放型磁気回路の中央に半径7cmのスペースを確保でき、このゆったりした空間を、コイル収納スペースに使える。それでいて、NMRセンサーの感度領域の位置、サイズ、及び磁束密度の強さは、公知の片側解放型磁気回路と遜色ないレベルを維持できる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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