出願番号 |
特願2007-057791 |
出願日 |
2007/3/7 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2008-115151 |
公開日 |
2008/5/22 |
登録番号 |
特許第5004165号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
タンパク質の配向制御固定化に適したタンパク質 |
技術分野 |
化学・薬品、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
アガロースゲル、酵素タンパク質、酵素反応器、部位特異的に固定化、配向制御均一性 |
目的 |
シアノシステインを介した結合反応を利用した固定化技術は優れた特性を有するが、用いるタンパク質によっては固定化に供するタンパク質を製造することが困難な場合や、タンパク質の特性に応じて個別の対応を取る必要があることに鑑み、固定化しようとする特定のタンパク質のアミノ酸配列を含むタンパク質のアミノ酸配列を、シアノシステインを介した配向制御固定化に供するために最適化するための条件を明らかにし、規定することの実現。 |
効果 |
一般式R1−R2−R3−R4−R5で表されるアミノ酸配列を設計し、アミノ酸配列からなるタンパク質を作製し、固定化に用いることにより、配向制御された固定化タンパク質を効率的且つ迅速に作製できる。R1、R2、R3、R4及びR5を各部分の条件を満たすように選択することにより、あらゆるタンパク質を配向制御させて固定化することが可能である。 |
技術概要 |
この技術は、一般式R1−R2−R3−R4−R5で表されるアミノ酸配列[式中、配列は、アミノ末端側からカルボキシ末端側に向かう配列を示し、R1部分の配列は、固定化対象タンパク質の配列であり、リジン残基及びシステイン残基を含まないことを特徴とする配列であり;R2部分の配列は存在しなくてもよく、存在する場合はリジン及びシステイン残基以外のアミノ酸残基により構成されるスペーサー配列であり;R3部分の配列はシステイン−X(Xは、リジン及びシステイン以外のアミノ酸残基)で表される2残基のアミノ酸で構成される配列であり;R4部分の配列は存在しなくてもよく、存在する場合はリジン残基及びシステイン残基を含まない配列であり、一般式R1−R2−R3−R4−R5で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質全体の等電点を酸性側にし得る酸性アミノ酸残基を含むことを特徴とする配列であり;そしてR5部分の配列はタンパク質を精製するためのアフィニティータグ配列である]からなるタンパク質であって、R1−R2で表される部分を固定化担体に固定化するために用いるタンパク質とする。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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