出願番号 |
特願2005-324600 |
出願日 |
2005/11/9 |
出願人 |
独立行政法人 日本原子力研究開発機構 |
公開番号 |
特開2007-130540 |
公開日 |
2007/5/31 |
発明の名称 |
強酸性領域で使用可能なキレート吸着材 |
技術分野 |
機械・加工、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
酸性領域の排水処理、リン酸型、ホスホン酸イオン吸着材 |
目的 |
酸性領域での吸着を可能にする吸着材を提供するとともに、中性領域で吸着困難であった吸着をより容易に高速で且つ高吸着容量の吸着材の提供。 |
効果 |
本技術のキレート吸着繊維の性能を、市販のキレート樹脂ならびに一官能性繊維(一種類の官能基が導入された吸着繊維)との間で、吸着容量を溶液内の鉛(II)イオン濃度に関して比較した結果、pH2以下においては2倍以上であった。また、Fe(III)の流速依存性を一官能性繊維と比較した結果、100倍以上の流速において良好な吸着挙動を示した。 |
技術概要
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本技術は、酸性排水中に溶存する金属イオン、特に水酸化物イオンに対する溶解度積が小さい高原子価金属イオンを吸着除去する吸着材である。そして、本技術のキレート吸着繊維は、グラフト重合技術を利用することで、様々な形状の材料にその吸着機能を付与することにより作製可能になるものであり、吸着材の素材にポリプロピレン、ポリエチレン若しくは天然高分子製の繊維、ポリエステル製の繊維、又はその複合体の繊維を用いてホスホン酸型、スルホン酸型およびこれらの複合体のキレート吸着繊維を作製する。その繊維の形状としては、短繊維、不織布、織布、フィラメント等があげられる。又、キレート吸着繊維は、高分子基材に電子線等の放射線を照射した後、反応性のモノマー試薬を加えて金属イオン吸着機能を導入できるグラフト重合法により作製する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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