出願番号 |
特願2007-046110 |
出願日 |
2007/2/26 |
出願人 |
国立大学法人 宮崎大学 |
公開番号 |
特開2008-206440 |
公開日 |
2008/9/11 |
登録番号 |
特許第5070545号 |
特許権者 |
国立大学法人 宮崎大学 |
発明の名称 |
内臓脂肪型肥満と糖尿病を発症するマウス |
技術分野 |
電気・電子、化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造、安全・福祉対策 |
適用製品 |
疾患の原因、ヒトの疾患を発現する動物モデル、肥満、糖尿病 |
目的 |
ヒトの肥満及び糖尿病の発症機構の解明及び治療薬の開発のために、ヒトの肥満及び糖尿病と同様に自然発症し、ヒトの肥満及び糖尿病の特徴を有するモデル動物が必要とされていることに鑑み、早期の内臓脂肪型肥満症の発現、糖尿病及び高脂血症の併発という特性を有し、形質が遺伝的に確立され、劣性遺伝するマウスの提供。 |
効果 |
肥満マウスdarumaは、早期に強度の内臓脂肪型肥満症を発症する。また、肥満症マウスdarumaの肥満症は常染色体劣性遺伝のため、ホモ接合体のみ発症する。そのため、必要に応じて頭数を揃えることができる。そして、肥満症マウスdarumaは、肥満、摂食、エネルギー代謝、糖尿病の基礎研究のモデルのみならず、創薬や健康食品の評価のモデルとしても利用することが可能である。 |
技術概要
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この技術は、内臓脂肪型肥満症を自然発症するマウスであり、内臓脂肪型肥満症を自然発症するという形質に関して常染色体劣性遺伝を示し、ホモ接合体のみ肥満となるICRマウス由来のdarumaマウスとする。すなわち、ICRマウスから自然発症肥満マウスを選択する。この際、自然発症肥満マウスは、4週齢において通常マウスの平均体重に対して雄で136.3%、雌で130.7%となり、10週齢では雌雄共に約2倍近い大きい体重を有するという特徴を持つ個体を選択する。選択した自然発症肥満マウスをICRマウスと戻し交配し、F1マウスを得る。F1マウスは自然発症肥満に関連した遺伝子をヘテロで有するので、肥満を自然発症することはない。次いで、そのF1マウス同士を交配し、F2マウスを得る。F2マウスは25%が肥満を自然発症する。さらに、F2マウス同士を交配することにより、肥満を100%自然発症するマウスが得られる。この段階で、肥満症を自然発症するマウスが確立できる。さらに、F2マウス同士の交配を繰り返してもよい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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