出願番号 |
特願2006-140773 |
出願日 |
2006/5/19 |
出願人 |
国立大学法人 岡山大学 |
公開番号 |
特開2007-308436 |
公開日 |
2007/11/29 |
登録番号 |
特許第3882090号 |
特許権者 |
国立大学法人 岡山大学 |
発明の名称 |
脳血管攣縮抑制剤 |
技術分野 |
生活・文化 |
機能 |
安全・福祉対策 |
適用製品 |
くも膜下出血、脳血管攣縮 |
目的 |
クモ膜下出血の後に発生する脳血管攣縮に対して有効であり、且つ副作用の少ない脳血管攣縮の抑制剤の提供。 |
効果 |
本技術の脳血管攣縮抑制剤は、クモ膜下出血後に遅発的に発生して患者に重篤な悪影響を及ぼし得る脳血管攣縮を効果的に抑制することができる。又、これまで特に有効な処置手段のなかった脳血管攣縮を抑制して後遺症を防ぎ、患者の社会復帰を促進できるものとして、極めて有用である。 |
技術概要 |
本技術の脳血管攣縮抑制剤は、抗HMGB1モノクローナル抗体を有効成分とする。抗HMGB1モノクローナル抗体は、組織障害因子の1つであるHMGB1のみに作用し、その作用機序は明らかではないが、クモ膜下出血の後に発生する脳血管攣縮を抑制する。その一方で、基本的に他の化合物等には作用しない。よって、副作用が生じる可能性はないか、極めて少ないと考えられる。抗HMGB1モノクローナル抗体の調製は、常法に従えばよい。例えば、市販のHMGB1を用いてマウスやラット等を免疫し、その抗体産生細胞や脾細胞と骨髄腫細胞とを融合させてハイブリドーマを得る。このハイブリドーマをクローニングし、HMGB1へ特異的に反応する抗体を産生しているクローンをスクリーニングする。このクローンを培養し、分泌されるモノクローナル抗体を精製すればよい。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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