環状エーテル・アミド化合物

開放特許情報番号
L2007002848
開放特許情報登録日
2007/6/1
最新更新日
2015/9/15

基本情報

出願番号 特願2006-355091
出願日 2006/12/28
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2008-162953
公開日 2008/7/17
登録番号 特許第5004075号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 環状エーテル・アミド化合物。
技術分野 化学・薬品、生活・文化
機能 材料・素材の製造
適用製品 環状エーテル・アミド化合物
目的 自己組織化して分子集合体を構築できる新規な環状脂質を提供することであり、具体的には、分子内にアミド結合とエーテル結合を有する非対称脂質である環状エーテル・アミド脂質を提供する。また、さらに環状エーテル・アミド脂質を用いて適度な分子間水素結合を形成する脂質膜を提供する。
効果 得られた環状エーテル・アミド脂質は、前記したような従来の環状エーテル脂質、環状アミド脂質などと同様の優れた特性を兼ね備えた脂質ナノ構造体であるばかりか、これまでの環状とは異なり非対称脂質であるため、疎水性相互作用に基づく膜流動性と共に、脂質中の2つのアミド基間で形成される分子間水素結合が適度な分子間相互作用を発揮することができる。
技術概要
式I(図1)で表される環状エーテル・アミド化合物である。式I中、R↓1〜R↓4は、同一でも異なっていてもよい2価の炭化水素を表し、R↓5とR↓6は、水素原子、リン脂質基、炭化水素基を表し、同一でも異なっていてもよい。また、式II(図2)で表される化合物である。式II中、R↓1およびR↓2は、同一でも異なっていてもよい2価の炭化水素を表し、ここではR↓5とR↓6は、水素原子もしくは保護基を表す。また、式III(図3)で表される化合物を原料もしくは中間体とし、塩化硫酸メチル(MeSO↓3Cl)、トリエチルアミン(Et↓3N)及び塩化メチレン(CH↓2Cl↓2)で処理した後、ナトリウムアジド(NaN↓3)/DMSOで処理する、式IIの化合物の製造方法である。式III中、R↓1およびR↓2は、同一でも異なっていてもよい2価の炭化水素を表し、ここではR↓5とR↓6は、水素原子もしくは保護基を表す。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 この分子が構築する分子集合体としての脂質膜は、膜流動性及び高度な機械的強度を有すると共に、エーテル結合の周辺部位に異分子が入り込めるすき間が形成されるために、膜タンパク質再構成のためのマトリックスとして利用することができる。また、原料のグリセロール誘導体としてキラル化合物を採用すれば、キラルな環状エーテル・アミド脂質を得ることができ、さらに末端のR↑5及び/又はR↑6基にコリン基を導入して優れた生体親和性を有せしめることにより、より生体膜に近似した状態を再現することもできる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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