出願番号 |
特願2008-552123 |
出願日 |
2007/12/26 |
出願人 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
WO2008/081811 |
公開日 |
2008/7/10 |
登録番号 |
特許第4997610号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
プラスティッククリスタル |
技術分野 |
有機材料、電気・電子 |
機能 |
材料・素材の製造、機械・部品の製造 |
適用製品 |
プラスティッククリスタル電解質、有機イオンプラスティッククリスタル、電解質素材、電気化学デバイス、色素増感太陽電池用電解質、二次電池、燃料電池 |
目的 |
伝導度の高いプラスティッククリスタルは、電気化学デバイス中でも、リチウム二次電池等の一次電池もしくは二次電池、色素増感太陽電池用電解質、燃料電池等に用いられる電解質の固体化を実現する新しいタイプの電解質素材としての可能性を有し、注目されているが、現状の材料では、実用的に高い伝導度や使用可能な温度範囲に制限がある。そこで、高い伝導性、電気化学安定性を有し、広い温度範囲でプラスティッククリスタル相を示す、新規プラスティッククリスタルを提供する。 |
効果 |
この新規なプラスティッククリスタルは、例えば、N,N,N-トリメチル-N-(メトキシメチル)アンモニウムペンタフルオロエチルトリフルオロボレート(N↓1↓1↓1↓.↓1↓0↓1[C↓2F↓5BF↓3])は、−40℃〜100℃の広い温度範囲でプラスティッククリスタル相を示し、そして、この[C↓2F↓5BF↓3)]塩は、室温で10↑-↑4〜10↑-↑2cm↑-↑1程度の優れた導電性を有し、電気化学デバイスとして好適な伝導度や使用可能な温度範囲を有する。 |
技術概要
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式(T)、(TA)、(TB)で表される化合物と、式(U)、(UB)、(V)、(VA)、(VB)で表される化合物とを組合わせた、次の@〜Cの化合物を含むプラスティッククリスタルが提供される。@式(T)又は(TA)で表される化合物と式(U):M↑n↑+[BF↓3(CF↓3)]↓n(式中、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウムまたは水素)で表される塩、A式(T)又は(TA)で表される化合物と式(V):N↑+(CH↓3)(CH↓2CH↓3)↓2(CH↓2CH↓2CH↓3)・X↑-(式中Xは水酸化物イオン、ハロゲン化合物イオンまたは擬ハロゲン化合物イオン)または式(VA):N↑+(CH↓3)↓2(CH↓2CH↓3)(CH↓2CH↓2CH↓3)・X↑-の化合物、B式(TB)で表される化合物と式(UB):M↑n↑+[BF↓3(C↓2F↓5)]↓nで表される塩、C式(TB)で表される化合物と式(VB):N↑+(CH↓3)↓3(CH↓2OCH↓3)・X↑-の化合物。さらに、これらプラスティッククリスタルを含む電気化学デバイスおよび色素増感太陽電池用電解質が提供される。図は、非ドープおよびドープされたプラスティッククリスタルの、加熱時のDSC曲線並びにイオン伝導性の一例を示す。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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