出願番号 |
特願2006-329938 |
出願日 |
2006/12/6 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2008-143957 |
公開日 |
2008/6/26 |
登録番号 |
特許第5158835号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
生分解性高分子リン酸カルシウム複合ナノ粒子及びその製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
安全・福祉対策 |
適用製品 |
薬物輸送用担体等として有用な生分解性高分子リン酸カルシウム複合ナノ粒子に適用する。 |
目的 |
特定成分から構成される混合溶液を熟成させることにより生分解性高分子リン酸カルシウム複合ナノ粒子を製造する方法を提供する。 |
効果 |
粒子径が500nm以下で粒径が揃った球状の生分解性高分子/リン酸カルシウム複合ナノ粒子(ナノスフェア)を効率よく製造することが可能になる。 |
技術概要
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揮発性溶媒に溶解させた生分解性高分子を含む溶液と、カルシウムイオンを含む溶液、及びリン酸イオンを含む溶液とを混合して混合溶液を調製し、この混合溶液を熟成させ、その生成物を固−液分離する生分解性高分子リン酸カルシウム複合ナノ粒子の製造方法にする。揮発性溶媒としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン、エタノール等の水溶性溶媒が用いられ、また、生分解性高分子としては、例えばポリ乳酸、ポリグリコール酸、乳酸−グリコール酸共重合体等が用いられ、また、カルシウムイオンを含む溶液としては、例えば硝酸カルシウム四水和物水溶液、塩化カルシウム水溶液等が用いられ、また、リン酸イオンを含む溶液としては、例えばリン酸水素二アンモニウム水溶液、リン酸二水素アンモニウム水溶液等が用いられる。かくして、混合溶液におけるカルシウム原子のリン原子に対する原子比(Ca/P比)を0.8〜20に調製して熟成させ、生分解性高分子の自発的な球状化とリン酸カルシウムの析出を同時的に行なわしめることにより、粒子径が50nm〜500nm又は200nm以下の複合ナノ粒子(図)が得られる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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