ミスマッチ塩基対検出分子およびミスマッチ塩基対検出方法、並びにその利用

開放特許情報番号
L2007002734
開放特許情報登録日
2007/5/25
最新更新日
2023/1/24

基本情報

出願番号 特願2004-295238
出願日 2004/10/7
出願人 国立大学法人京都大学
公開番号 特開2006-104159
公開日 2006/4/20
登録番号 特許第4701378号
特許権者 国立大学法人京都大学
発明の名称 ミスマッチ塩基対検出分子およびミスマッチ塩基対検出方法、並びにその利用
技術分野 化学・薬品、食品・バイオ
機能 検査・検出
適用製品 ミスマッチ塩基対検出分子およびミスマッチ塩基対検出システム
目的 熱安定性、アルカリ安定性が向上しているとともに、優れたミスマッチ塩基対結合力、分子認識力を有する化合物を提供するとともに、この化合物の固定化物、この化合物を用いたミスマッチ塩基対の検出方法、この方法に用いられるキット、並びにこの方法を用いたDNAまたはRNAにおける塩基配列の異常の検出方法とを提供する。
効果 例えば、アフィニティーカラムクロマトグラフィー担体や、表面プラズモン共鳴センサにミスマッチ塩基対検出分子を担持させて用いても、熱で分解することがなく、また、カラムの場合では、吸着物質をアルカリ溶液で溶出しても分解するおそれがなく、カラムの繰返し使用が可能となる。
技術概要
式(図1)(式中、R↓1およびR↓2はそれぞれ独立して水素原子、炭素数1〜5の炭化水素基、あるいは炭素数1〜5の炭化水素基の1つ以上の炭素原子が窒素原子および/または酸素原子で置換されている有機基を示し、R↓3は水素原子を示し、Rは炭素数1〜5の炭化水素基を置換基として有するまたは有しない炭素数4〜6のアルキレン基あるいは炭素数1〜5の炭化水素基を置換基として有するまたは有しない炭素数4〜6のアルキレン基であって、アルキレン基骨格を構成する1つ以上の炭素原子が酸素原子若しくはイオウ原子で置換されている有機基を示す。)で表される化合物であり、正常な塩基対を形成することができない塩基の対であるミスマッチ塩基対に、疑似的に塩基対を形成する化合物である、ミスマッチ塩基対検出分子である。図2はミスマッチ塩基対検出分子がミスマッチ塩基対において擬似的な塩基対を形成する作用を模式的に示す図、図3はミスマッチ塩基対検出分子の熱安定性評価の結果を示すグラフ、図4はミスマッチ塩基対検出分子のアルカリ安定性評価の結果を示すグラフである。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 このミスマッチ塩基対検出分子によれば、従来のアミノナフチリジンダイマー系認識分子に比較して、耐熱性、耐アルカリ性が格段に向上する。それゆえ、デバイスの耐久性向上、解析コストの低減に大きく貢献する。その結果、遺伝子科学(ゲノムサイエンス)、遺伝子タイピング技術、SNPタイピング技術等に有効に用いることができる。
アピール内容 京都大学「産学連携情報プラットフォーム(フィロ)」をご紹介します。
産学連携の新たな取り組みなど、有益な情報を発信しています。

https://philo.saci.kyoto-u.ac.jp/

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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