出願番号 |
特願2006-084311 |
出願日 |
2006/3/25 |
出願人 |
国立大学法人 宮崎大学 |
公開番号 |
特開2007-254243 |
公開日 |
2007/10/4 |
登録番号 |
特許第4887489号 |
特許権者 |
国立大学法人 宮崎大学 |
発明の名称 |
レゾルシノール系ポリマーを前駆体とした中空状炭素粒子の製造方法 |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
高性能分離剤、物質貯蔵剤、電気二重層キャパシタ、燃料電池用触媒担体などに使用出来る中空状炭素粒子 |
目的 |
特定合成手段によって得られる前駆体ポリマーを用いて、優れた機能を発現する炭素粒子であって、チューブ状ないしはバルーン状中空構造を有する微少単位の炭素粒子を提供する。 |
効果 |
酸・アルカリ領域において化学的に安定で、水素等の小分子やイオンおよび薬剤等の貯蔵に効果的に働き、電気、電極材料として高性能化が期待できる。 |
技術概要
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芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類などと、アルデヒド類とを、カチオン界面活性剤によって形成されたミセルあるいはベシクルを反応鋳型とし、塩基性縮合剤により重合させた共重合体を骨格とする中空構造を有するポリマー粒子を得る。フェノール類はレゾルシノール類などとし、アルデヒド類は、ホルムアルデヒド、フルフラールなどとし、カチオン界面活性剤は、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミドを含むアルキルアンモニウム塩、ヘキサデシルアミンを含むアルキルアミンなどとし、塩基性縮合剤は苛性ソーダなどとし、中空構造はチューブ状ないしバルーン状などとするのが好ましい。中空ポリマー粒子は不活性雰囲気下で焼成して、直径10〜400nm、長さ1〜300μmのチューブ状、ないしは、直径50nm〜10μmのバルーン状の中空構造を有する中空状炭素粒子とするのが好ましい。この中空状炭素粒子は、各種物質の分離剤、あるいは繊維、ゴムなどの添加剤・充填材、あるいは、塗料、インキ、接着剤あるいは紙塗工剤などの液体製品への添加剤、電池材料などの汎用性機能材料に使用する事が出来る。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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