硬さ測定器および硬さ測定装置、ならびに硬さ評価方法

開放特許情報番号
L2007001327
開放特許情報登録日
2007/3/16
最新更新日
2010/7/2

基本情報

出願番号 特願2005-065908
出願日 2005/3/9
出願人 国立大学法人高知大学
公開番号 特開2006-250633
公開日 2006/9/21
登録番号 特許第4517149号
特許権者 国立大学法人高知大学
発明の名称 硬さ測定器および硬さ測定装置、ならびに硬さ評価方法
技術分野 機械・加工
機能 検査・検出
適用製品 硬さ測定器、硬度測定器
目的 対象物の硬さを容易に測定できる測定器および測定器を備えた測定装置、ならびに硬さを評価する方法を提供する。
効果 この測定器では、接触子が対象物と接触する面を球状にすることで、接触子を押し込む角度に幅を持たせることができる。さらにこの測定器では、変位量を用いることなく対象物からの応力と接触面積から硬さ測定しているため、固定されていない不随意な動きをする対象物でも硬さを容易に測定することができる。
技術概要
この測定器は、対象物に押圧される球状接触面を有する接触子と、押圧時の接触面積を測定する機構を有する接触面積測定部と、押圧に伴う対象物からの反力を測定する応力測定部とを備える。図1にしめす様に、測定器は接触子1、接触面積測定部2、応力測定部3から構成される。接触子1とは、対象物4に押圧させる部分であり、少なくとも対象物4に接触させる面が球状となっているため、接触子1を必ずしも対象物4に対して垂直に押圧させる必要はなく、接触子1を対象物4に押圧させる角度にある程度の幅を持たせることができる。具体的には、対象物4の垂線に対して±90°の角度の範囲内で押圧させることができる。また、図2に示すように、接触子1の球状面の少なくとも対象物4と接触する部位では、対象物4との接触を判定する構成(接触子の裏面に複数の歪測定器を配するなど)を有す。接触子1の表面に複数の触覚センサ5を配設した構成を取る。触覚センサ5としては、対象物4と接触した領域についてはオン信号を出力できるものが挙げられ、面積の限られた球状接触面に多数の触覚センサ5を配置する必要があることから、図3に示すような半導体センサを利用する。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 この測定器の測定対象物は、豆腐、蒲鉾またはこんにゃくなど食品や、肝臓や胃などの人体の臓器なども対象となる。
改善効果2 生体に不随意の動きがあると正確な情報を得難く、多くの医療現場では現在でも触指にて組織の硬化(硬変)を判断(触診)している。しかし触診では恣意的なものが介在し易く、患者間での相対的な組織の硬さや硬化(硬変)の程度を定量的に比較することは困難であったが、この測定器は人体の臓器も対象物となる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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