エレクトロスプレーによるイオン化方法および装置

開放特許情報番号
L2007001292
開放特許情報登録日
2007/3/16
最新更新日
2011/12/16

基本情報

出願番号 特願2008-513335
出願日 2007/4/26
出願人 国立大学法人山梨大学
公開番号 WO2007/126141
公開日 2007/11/8
登録番号 特許第4862167号
特許権者 国立大学法人山梨大学
発明の名称 エレクトロスプレーによるイオン化方法および装置
技術分野 電気・電子、機械・加工、化学・薬品
機能 検査・検出、機械・部品の製造、その他
適用製品 生体分析措置、分析装置
目的 この発明は、前処理なしの生体組織などを対象試料とすることができ、しかも大気圧下で試料イオンの脱離、イオン化が可能なイオン化方法および装置を提供する。
効果 この発明によれば、プローブを振動させて試料をプローブ先端に細くしてエレクトロスプレーさせた機構のため目詰まりが起こらず、効率良くエレクトロスプレーを発生させることが出来る。また、生体試料の様な液体を含む固体状の試料の場合に、特にイメージングが可能となる。
技術概要
従来から生体試料のイメージングに、マトリクス支援レーザ脱離イオン化法(MALDI)及びイオン衝撃法(FAB/SIMS)が利用されていた。しかし、これらの方法では、レーザ光のビーム径を10μm以下にするのが困難で、またアブレーションが広域にわたるので空間分解能は50μmが限界である。この発明の装置は、イオン化装置内に試料台、XYステージ、Zステージ、が配置されている。ZステージはZ方向振動装置に保持されておりnmオーダでZ方向の往復変位量を制御できる。Zステージの下方先端にはプローブが設けられており、先端形状はnmオーダのサイズに微細加工されており、このプローブには電圧可変電源装置からの制御により±数百Vないし±数千Vの電圧が印加できる。このプローブ先端部近傍にイオン化試料を吸引輸送するキャピラリーが配置されている。またこのプローブに向けてXYステージ及びZステージに載せられたレーザからレーザ光が放射される。測定する生体試料を試料台に載せ、プローブと距離を10μmから数mmの高さに位置決めし、プローブに高電圧を印加すると生体試料たイオン化されキャピラリーにより質量分析器に輸送され分析が行われる。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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