出願番号 |
特願2006-237005 |
出願日 |
2006/8/31 |
出願人 |
国立大学法人山梨大学 |
公開番号 |
特開2007-091735 |
公開日 |
2007/4/12 |
登録番号 |
特許第5167480号 |
特許権者 |
国立大学法人山梨大学 |
発明の名称 |
アレルギー予防方法又は治療方法、飲食品、並びに経口医薬品 |
技術分野 |
生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
健康食品、機能性食品、栄養補助食品、特定保健用食品、アレルギー予防剤、アレルギー治療剤、免疫賦活剤、抗腫瘍剤、抗感染症剤、抗ウィルス剤 |
目的 |
TGF−βの経皮的/経静脈的な投与による全身的副作用や免疫不全などのトラブルなくアレルギー症状の予防/治療できるアレルギー予防方法又は治療方法、飲食品、並びに経口医薬品の提供。 |
効果 |
この技術によれば、TGF−βを経口的に多量投与することにより、経皮的/経静脈的にTGF−βを投与する際にみられる副作用や免疫不全などのトラブルがなくアレルギー疾患の予防又は治療を行うことができる。また、アレルギーの原因物質との同時摂取することにより食物アレルギー症状の発症を予防することができる。さらに、アレルギー症状、癌や感染症をはじめとする種々の疾患の予防や健康維持効果を有する飲食品や、アレルギー症状、種々の疾患の予防や治療に用いられる経口医薬品として利用することができる。 |
技術概要 |
腫瘍増殖因子ベータ(TGF−β)は、生物の生存に必須な分子であり、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の発症率に関与している。この技術は、経口的なTGF−βの投与の場合、アレルギー反応に関係するTh2型の免疫応答のみが選択的に抑制され、癌や感染症に対するTh1型の免疫応答は増強されるという、経皮的/経静脈的な投与の場合とは異なる免疫抑制作用を発揮することに鑑みてなされたもので本技術のアレルギー予防方法又は治療方法は、投与対象固体の体重に対して100μg/kg以上の腫瘍増殖因子ベータ(TGF−β)を経口投与することにより、Th2型の免疫応答を選択的に抑制するようにしたものである。これによれば、Th2型の免疫応答が選択的に抑制されるから、アレルギー症状の発症を予防することができると共に、既に発症しているアレルギー症状を緩和又は治療することができる。さらに、Th2型の免疫応答を抑制し、Th1型の免疫応答を維持又は増強することを特徴とするものにおいては、アレルギーの予防又は治療に加えて、癌や感染症をはじめ種々の疾患や感染症などの予防や治療に用いることができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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