出願番号 |
特願2006-298883 |
出願日 |
2006/11/2 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2008-116285 |
公開日 |
2008/5/22 |
登録番号 |
特許第4953061号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
物体加熱方法及び装置 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造、加熱・冷却 |
適用製品 |
高温物質の熱拡散率、比熱容量、半球全放射率、熱伝導率、熱拡散率、物性値 |
目的 |
試料等の被加熱物体の温度が目標値になるように電界効果トランジスタ等のトランジスタのゲート電圧をフィードバック制御を行いながら通電加熱を行い、十分に被加熱物体の温度が目標値に維持された後にフィードバック制御を停止し、その後はゲート電圧をホールドすることだけで温度一定の状態を継続する加熱制御において、フィードバック制御停止後のゲート電圧ホールド時において、再現性良く温度一定状態を継続することができるようにした物体の加熱方法及び加熱装置の提供。 |
効果 |
再現性よく、ゲート電圧ホールド時に温度を一定にすることができる。また、より短いフィードバック制御時間で、ゲート電圧ホールド時に温度を一定にすることができる。更に、フィードバック制御時の温度変動を小さくすることができると共に、急速加熱の終了時に生じる試料温度のオーバーシュートの大きさが小さくなる。これにより、効率的かつ正確な熱物性測定を行うことができる。 |
技術概要
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この技術では、物体加熱方法は、導電性被加熱物体への通電量を制御するために用いるトランジスタのゲート電圧を制御し、被加熱物体の温度が目標値に達するまで急速加熱し、目標値に到達した後、被加熱物体の温度が目標値に一定保持されるようにゲート電圧のフィードバック制御を開始し、被加熱物体の温度が目標値に一定保持されたと実質的に見なせる温度振幅範囲に収束するまでフィードバック制御を継続し、目標値に一定保持された時点でフィードバック制御を停止し、その後は、ゲート電圧値をフィードバック制御を停止する直前の任意の複数時点におけるゲート電圧制御値の平均値にホールドすることにより被加熱物体の温度を目標値に一定保持する。ゲート電圧をフィードバック制御する期間において、ゲート電圧の制御範囲を予め定めた所定の範囲に制限するとよい。被加熱物体は熱物性を測定する導電性試料であり、ゲート電圧のホールド直後に試料を光加熱し、試料のその後の温度変化を測定して熱物性を測定するとよい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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