出願番号 |
特願2005-166839 |
出願日 |
2005/6/7 |
出願人 |
国立大学法人群馬大学 |
公開番号 |
特開2006-340615 |
公開日 |
2006/12/21 |
登録番号 |
特許第4452829号 |
特許権者 |
国立大学法人群馬大学 |
発明の名称 |
細胞性粘菌を利用した医薬候補物質のスクリーニング法 |
技術分野 |
電気・電子、有機材料、生活・文化 |
機能 |
検査・検出、安全・福祉対策 |
適用製品 |
新規医薬の開発、天然物質、人工化合物、癌細胞の増殖を抑制、抗癌剤、下等真核生物、細胞性粘菌 |
目的 |
各種哺乳類細胞を利用した薬剤スクリーニングは相当数試みられ、混合物中の既知の成分の効果がむしろ判定の邪魔になって、新規成分を分離、精製することが難しくなるケースもあり、そこで、医薬候補物質をスクリーニングするための新たな細胞系の確立が必要となってくることに起因した、新たな細胞培養系を利用した医薬候補物質のスクリーニング法の提供。 |
効果 |
選択された細胞性粘菌の分化を促進する化合物について、癌細胞増殖抑制効果や糖代謝促進作用などの薬理評価を行うことで抗腫瘍剤や抗糖尿病剤・抗肥満剤などの医薬の候補化合物を得ることができる。薬効評価方法は特に制限されないが、例えば、白血病細胞の培養系に化合物を添加し、化合物が細胞の増殖を阻害し、再分化を誘導するかどうかの評価や、任意の細胞培養系に化合物を添加し、化合物が細胞による培地中の糖の消費を促進するかどうかの評価などが挙げられる。 |
技術概要
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この技術は、細胞性粘菌の分化を誘導する化合物の中に、細胞増殖抑制作用や糖代謝促進作用などの薬効を発揮する化合物が存在することを発見し、このことから、細胞性粘菌の分化を指標にすることにより抗腫瘍剤や抗糖尿病剤などの医薬候補物質をスクリーニングできることを見出したことに基づく。すなわち、細胞性粘菌の培養系に化合物又は化合物を含む画分を添加し、細胞性粘菌の分化を誘導する化合物を医薬候補物質として取得する医薬候補物質のスクリーニング方法とする。細胞性粘菌はディクチオステリュウム ディスコイディウム(Dictyostdium discoideum)とする。ディクチオステリュウム ディスコイディウムがDIF−1を産生しない変異株とすることもできる。 |
リサーチツールの分類 |
植物、方法・プロセス |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
対価条件(一時金) |
【不要】 |
対価条件(ランニング) |
【要】個別交渉による |
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