サイトカイン産生ヒト細胞株

開放特許情報番号
L2007000681
開放特許情報登録日
2007/2/16
最新更新日
2009/2/13

基本情報

出願番号 特願2005-095832
出願日 2005/3/29
出願人 国立大学法人福井大学
公開番号 特開2006-271268
公開日 2006/10/12
登録番号 特許第4238366号
特許権者 国立大学法人福井大学
発明の名称 サイトカイン産生ヒト細胞株
技術分野 食品・バイオ
機能 検査・検出、安全・福祉対策
適用製品 サイトカイン産生ヒト細胞株
目的 炎症性サイトカインと、この炎症性サイトカインと協調して作用するケモカインとを、自立的に産生する細胞株を提供する。
効果 このサイトカイン産生ヒト細胞株は、炎症や免疫応答、癌、ウイルス感染などの生体反応に関わるサイトカイン・ケモカインネットワークの基礎的研究、受容体やアンタゴニストのスクリーニング、あるいはサイトカインが関連する腫瘍、炎症性疾患、アレルギー性疾患等の病態解析に大きく貢献する。
技術概要
 
サイトカインとケモカインとを自立的に産生するサイトカイン産生ヒト細胞株である。サイトカインは、炎症性サイトカインである。炎症性サイトカインは、インターロイキン−6である。ケモカインは、インターロイキン−8および/またはrantesである。ヒト胸腺癌細胞から樹立したヒト細胞株である。ヒト胸腺癌細胞から樹立したヒト細胞株であって、インターロイキン−6、インターロイキン−8およびrantesを自立的に産生する細胞株Thy−L(FERM P−20424)である。胸腺癌におより死亡した患者から、インフォームドコンセントに基づいて癌組織を分離し、非癌細胞を除去して少なくとも95%以上に純化した癌細胞を得た。この癌細胞を10%ウシ胎児血清含有のFRMI1640培地で、約1×10↑6細胞/mlの濃度で浮遊培養した(5%CO↓2、37℃)。安定して細胞増殖するまで、3日ごとに培地を部分的に交換して培養を継続した。培養した細胞から、1年以上にわたって安定に増殖する細胞の存在を確認し、細胞株として樹立した。この細胞株をThy−6と命名した。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 この細胞株は、前記の各疾患に対する治療薬剤、診断薬剤の開発ツールとしての有用性を有してもいる。しかも、提供される具体的な細胞株Thy−L(FERM P−20424)は、世界初のヒト胸腺癌細胞株である。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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