出願番号 |
特願2005-030858 |
出願日 |
2005/2/7 |
出願人 |
国立大学法人福井大学 |
公開番号 |
特開2006-212000 |
公開日 |
2006/8/17 |
登録番号 |
特許第4247395号 |
特許権者 |
国立大学法人福井大学 |
発明の名称 |
難分解性物質の分解菌及びそれを用いた環境の浄化方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
難分解性物質の分解菌 |
目的 |
芳香族化合物やハロゲン化有機化合物、染料などの有害物質である難分解性物質を効率よく分解することができる、日本国内で分離した新規な微生物を提供する。また、その微生物を用いて難分解性物質を分解し、環境を浄化する方法を提供する。 |
効果 |
この微生物はダイオキシン類を始め、芳香族化合物・ハロゲン化有機化合物など、いずれの難分解性物質についても極めて優れた分解能を発揮する。この白色腐朽菌は通常の栄養条件下(培養条件下)で極めて高い分解能が得られる点で、産業上極めて有用であり、環境の浄化に有意に活用できる。 |
技術概要
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白色腐朽菌FERM P−20326株(L−25株と命名)の白色腐朽菌を用いて難分解性物質を分解する方法である。難分解性物質は、芳香族化合物、ハロゲン化有機化合物および染料等である。L−25を前培養する温度は、15〜40℃、好ましくは20〜35℃である。培養時のpHは3〜8、好ましくは4〜7である。培養日数は、菌の増殖と菌体外酵素が充分に生産されていれば特に限定はないが、通常、1〜30日間、好ましくは1〜20日間である。培養に用いる培地には、マンガンペルオキシダーゼの生産を促すためにマンガン源、有機窒素源、藁類などを添加するのが好ましい。添加するマンガン源は、Mn2+を含むものであれば特に限定されないが、例えば、塩化マンガン、硫酸マンガンなどである。添加する有機窒素源は、ポリペプトン、バクトペプトン、酵母エキス、トリプトンなどである。藁類は、稲藁や麦藁が好ましい。図に示すように、L−25株のマンガンペルオキシダーゼ生産性は、既報のマンガンペルオキシダーゼ生産菌に比べて飛躍的に高いことが明らかになった。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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