出願番号 |
特願2006-240428 |
出願日 |
2006/9/5 |
出願人 |
国立大学法人群馬大学 |
公開番号 |
特開2008-063390 |
公開日 |
2008/3/21 |
登録番号 |
特許第4644818号 |
特許権者 |
国立大学法人群馬大学 |
発明の名称 |
色素増感太陽電池用色素及びこの色素を用いた光電変換素子並びに色素増感太陽電池 |
技術分野 |
電気・電子、金属材料 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造 |
適用製品 |
ビス(4−アゾベンゼン)シランジオール、色素増感太陽電池用色素、光電変換素子、色素増感太陽電池 |
目的 |
貴金属を含まないため生産コストを押し上げず、かつ環境負荷を低減し得る、色素増感太陽電池用色素及びこの色素を用いた光電変換素子並びに色素増感太陽電池の提供。 |
効果 |
芳香環に直接ケイ素原子を導入した構造を有することにより、アゾ系色素の共役が伸長され、ケイ素原子を導入していない化合物に比べて、吸収波長領域が長波長側にシフトし、可視光領域に高い吸光係数を有するようになる。また、芳香環に直接ケイ素原子を導入することで二酸化チタンへの電子注入効率が高まる。また、貴金属を含まない化合物であるため、色素増感太陽電池の生産コストを押し上げず、かつ環境負荷を低減することができる。 |
技術概要
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この技術では、式(2)で示されるビス(4−アゾベンゼン)シランジオールからなる色素増感太陽電池用色素を提供する。この色素増感太陽電池用色素の製造方法は、4−ヨードアゾベンゼン含有溶液を−60〜−70℃に冷却し、冷却した溶液にn−ブチルリチウム含有溶液を滴下した後、−70〜−20℃の温度範囲で0.5〜1時間攪拌することによりリチオアゾベンゼンを生成させる工程を含むと共に、生成させたリチオアゾベンゼンを含む溶液を−60〜−70℃に冷却し、冷却したリチオアゾベンゼンを含む溶液に四塩化ケイ素を滴下した後、−70℃から室温までの温度範囲で12〜17時間攪拌することによりビス(4−アゾベンゼン)ジクロロシランを生成させる工程と、ビス(4−アゾベンゼン)ジクロロシランを含む溶液を飽和食塩水を用いて洗浄して溶液に含まれる有機相の溶媒を留去した後、残渣をヘキサン及びエーテルから再結晶することによりビス(4−アゾベンゼン)シランジオールを得る工程とを含む。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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