出願番号 |
特願2007-532098 |
出願日 |
2006/8/21 |
出願人 |
国立大学法人群馬大学 |
公開番号 |
WO2007/023766 |
公開日 |
2007/3/1 |
登録番号 |
特許第4899065号 |
特許権者 |
国立大学法人群馬大学 |
発明の名称 |
含ケイ素置換基を導入した一重項酸素発生剤 |
技術分野 |
化学・薬品、生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造、安全・福祉対策 |
適用製品 |
含ケイ素置換基を導入した一重項酸素発生剤 |
目的 |
一重項酸素を効率よく発生することができ、癌などの治療に好適に用いられる一重項酸素発生剤を提供する。 |
効果 |
この含ケイ素置換基を導入した化合物は一重項酸素を効率よく発生させることができ、癌等の疾患の治療に有用である。この化合物は600〜800nmの可視光でも励起することができるため、人体への浸透距離も長く、深部においても一重項酸素を発生させることができる。 |
技術概要
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ポルフィリン類縁体やフタロシアニン誘導体などの化合物にケイ素を含む置換基を導入することで、一重項酸素の発生効率が上昇する。さらに、このような含ケイ素置換基を導入した化合物を用いることで癌などの治療に有用な一重項酸素発生剤が得られる。一重項酸素発生剤は、式(I)〜(III)で表される化合物群から選ぶ1種類以上の化合物を含む。式I中、R↓1〜R↓1↓4の1つ以上は式(i〜iv)より選ぶ置換基であり、式II中、R↓1〜R↓1↓6の1つ以上は式(i〜iv)より選ぶ置換基であり、式III中、R↓1〜R↓1↓2の1つ以上は式(i〜iv)より選ぶ置換基である。式(i〜iv)において、Ra、Rb、Rcは水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、フエニル、メトキシ、エトキシ、トリメチルシリルより選ぶ置換基である。式I〜IIIの化合物のうち、式IIIの化合物が好ましい。SiTPPによる一重項酸素のスペクトルと5,10,15,20−テトラフエニルポルフィリン(TPP)による一重項酸素のスペクトルを示す図を示す。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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