技術概要
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4次元CT装置にこの方法適用した例を具体的に説明する。図1aに示すごとく4次元CT装置は、面状にX線を放射するX線源1と、このX線源が放射するX線を検出する2次元の検出器2と、を有して構成されており、X線源1と2次元検出器2とは測定対象となる被写体3を間に挟んで回転する。図1bに示すように、X線源1と2次元検出装置2とがリング4に固定されており、リング4を回転させてもそれらの位置関係を一定に保つことができる。一回の回転中複数の2次元のX線強度データを取得し、それらに対し画像再構成処理を行うことで3次元CT画像データを得る。被写体3は測定中においてリング4の回転中心近傍で運動を行うが、運動は時間分解され夫々の時間における3次元画像データとして複数取得され、4次元画像データとなる。なお、2次元のX線強度データ、3次元画像データ、4次元画像データ等の各種画像データ、各種画像データを処理するためのプログラムは断層撮像装置内の記録媒体若しくは断層撮像装置に電気的に接続されるパーソナルコンピュータの記録媒体に格納され、必要に応じて加工又は実行される。図2は、人間の膝関節における3次元CT画像データの模式図である。 |