酸化チタン分散液及びその製造方法

開放特許情報番号
L2007000270
開放特許情報登録日
2007/1/26
最新更新日
2011/4/22

基本情報

出願番号 特願2005-078241
出願日 2005/3/17
出願人 国立大学法人 千葉大学
公開番号 特開2006-257311
公開日 2006/9/28
登録番号 特許第4710004号
特許権者 国立大学法人 千葉大学
発明の名称 酸化チタン分散液及びその製造方法
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 酸化チタン分散液
目的 より安定性の高い酸化チタン粒子を分散させた水溶液(酸化チタン分散液)を提供する。
効果 この酸化チタン粒子分散液は、殆ど沈降することなく安定な分散状態を長期維持することが可能である。本分散溶液を基板に塗布し室温で乾燥することでアナターゼ型酸化チタン膜を作成可能であり光触媒膜などへの応用が可能である。また、本分散溶液は広いpH領域で安定でありまた多くの金属イオンが共存しても安定性を保つことができる。従って、チタンイオンを含有する様々な機能性複合酸化物薄膜や焼結体作成のための前駆体としての応用が可能である。
技術概要
 
チタン含有化合物に1価アルコール、2価以上の多価アルコール、糖アルコールの少なくともいずれかを含有する中性又は塩基性の水溶液を加えて加熱し、沈殿物を形成する。形成された沈殿物を水溶液から分離する。水溶液から分離された沈殿物を洗浄する。洗浄された沈殿物と酸溶液とを混合し、加熱して、酸溶液から沈殿物を分離する。酸溶液から分離された沈殿物を洗浄した沈殿物を水溶液に分散して酸化チタン分散液を製造する方法である。沈殿物を形成する工程、洗浄された沈殿物と酸溶液とを混合し、加熱する工程は、30℃以上120℃以下の温度範囲、1時間以上48時間以内の範囲で行う。加熱する工程は、pHが4以下の酸水溶液を用いる。1価アルコールはエタノール、イソプロパノール、プロパノール、ブタノールなど、2価以上の多価アルコールは、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、グリセリン、ペンタエリスリトールなど、糖アルコールは、エリスリトール、キシリトール、D−マンニトール、D−ソルビトールなどを用いることができる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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