スポンジ状白金ナノシートをカーボンに担持せしめてなる白金−カーボン複合体とその製造方法

開放特許情報番号
L2007000232
開放特許情報登録日
2007/1/26
最新更新日
2012/7/30

基本情報

出願番号 特願2005-037405
出願日 2005/2/15
出願人 国立大学法人 宮崎大学
公開番号 特開2006-228450
公開日 2006/8/31
登録番号 特許第4934799号
特許権者 国立大学法人 宮崎大学
発明の名称 スポンジ状白金ナノシートをカーボンに担持せしめてなる白金−カーボン複合体とその製造方法
技術分野 無機材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 スポンジ状白金ナノシートをカーボンに担持せしめてなる白金−カーボン複合体
目的 白金ナノシートを担持した、新規な形態の白金−カーボン複合体を創出し、触媒や電極などに適用することにより従来にない性能、作用効果を実現する。
効果 燃料電池用のカソードおよびアノード電極材料として用いた場合、スポンジ状白金とカーボンとの接触面積およびスポンジ状白金とガスとの接触面積がともに増大することから、従来に比べて過電圧が大幅に低減でき、特に、酸素還元活性が重要となるカソード電極材料としては、その活性が飛躍的に向上することが期待される。その活性の高さや過電圧の低減の効果などにより、使用白金量の低減が期待される。
技術概要
 
貴金属元素である白金によりその骨格が形成され、かつ直径1.5〜4nmの彎曲したロッド状骨格が3次元的に連結した外径20〜100nmの単結晶及び微結晶が連結したシート状であり、かつ幅0.3〜2nmのスリット状細孔から成る網状間隙を持つスポンジ状形態を有する白金ナノシートをカーボンに担持してなる白金−カーボン複合体である。ヘキサクロロ白金酸塩等の白金錯化合物から選択された一種類の白金錯化合物、ノナエチレングリコールモノヘキサデシルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類等から選択された二種類の非イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤一種とイオン性界面活性剤一種の合わせて二種類の界面活性剤、水、各種カーボンからなる反応混合物を調製し、反応混合物に還元剤(水素化ホウ素ナトリウム)水溶液を添加して反応させることにより、貴金属元素である白金によってその骨格が形成され、スポンジ状形態を有する白金ナノシートをカーボンに担持した、白金−カーボン複合体を生成し、これを回収する白金−カーボン複合体の製造方法である。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 金属―空気電池の酸素還元電極として用いた場合、スポンジ状白金とカーボンとの接触面積およびスポンジ状白金とガスとの接触面積がともに増大することから、従来に比べて過電圧が大幅に低減される事が期待される。
改善効果2 電気分解用の電極材料として用いた場合、従来の材料に比べて電極表面積の大幅な増大により反応効率の上昇をもたらすことが期待される。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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