水力発電用回転翼及び発電装置

開放特許情報番号
L2007000184
開放特許情報登録日
2007/1/26
最新更新日
2023/6/27

基本情報

出願番号 特願2006-331765
出願日 2006/12/8
出願人 井深 貞夫
公開番号 特開2008-144646
公開日 2008/6/26
登録番号 特許第4531036号
特許権者 井深 貞夫
発明の名称 発電装置
技術分野 機械・加工、電気・電子、生活・文化
機能 機械・部品の製造、環境・リサイクル対策、その他
適用製品 ゴミ除け設備のいらない水力発電用回転翼、マイクロ発電装置、小型水力発電装置、草木の生えた湖沼用ボートの動力用回転翼
目的 河川、用水路、浄水場や廃水処理施設内の水路等への設置や取り外しが容易で、かつ、ゴミ除け用のフェンスや網を設けなくても、回転軸に絡みつく落ち葉などのゴミを取り除くメンテナンス作業の負担を低減して、継続的に発電することができる発電用回転翼及び発電装置を提供する。
効果 身近な自然のエネルギーを有効に利用して、小規模ながらも継続的・安定的に発電を行うことができる。流水中を落ち葉などの異物が流れてきても、流れ方向に沿って螺旋状に延びると共に、下流側ほど大径である翼部によって、異物は流れ方向に外へ外へと押されて行くため、異物が回転軸の軸心側に回り込んで軸部に絡みつくことを、有効に抑制することができる。そのため、異物除けのフェンスや網を設けなくても、長期にわたって発電用回転翼を回転させ続けることができる。
技術概要
水力発電用の回転翼の形状の工夫により、流水中の落ち葉などのゴミが回転軸に絡みつくことを防止すると共に、発電装置をアームによる片持ち支持状の構成とすることにより、流水路内への設置及び取外しを容易なものとした。発電用回転翼1は、軸方向を流体の流れ方向に略一致させる軸部5と、軸部5に螺旋状に設けられ流体の上流側から下流側に向かって拡径する翼部6とを具備し、軸部5は、上流側から下流側に向かって拡径する略円錐形に形成された円錐形部5bを更に具備する。発電装置10は、発電用回転翼1と、翼部6の回転に伴う軸部5の回転が入力されて電力を出力する発電機11と、発電機11を片持ち状に支持するアーム部15とを具備する。
イメージ図
実施実績 【有】  水深が15cm程度で水流速度が約1.3m/秒以上、あるいは、水深が18cm程度で水流速度が約1.0m/秒以上あれば、メンテナンスフリーで1〜2ケ月以上、落ち葉などが絡まって停止することなく継続して、2〜4Wの発電を行うことができる(河川の場合)。
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 従来の小型水力発電装置とは異なり、ゴミ除け用のフェンスや網を設置しなくても、落ち葉などの異物が回転翼の回転軸に絡みつく恐れが少ない。そのため、長期間にわたってメンテナンス・フリーで水力発電を行うことができる。
改善効果2 従来の小型水力発電装置とは異なり、装置全体を川床などの水路床に固定する必要がなく、回転翼を水流に挿し入れ、発電機を片持ち状に支持するアーム部を護岸壁や水路の側壁に固定して使用することができる。そのため、設置も取り外しも容易であり、大雨後の増水時に装置が流されたり、損傷を受けるという従来の問題点を解消できる。
改善効果3 発電機を含む装置全体を水中に浸漬する従来の小型水力発電装置とは異なり、発電機は水中に浸漬させないため、水深が浅い水流を有効に利用して発電を行うことができる。また、発電機には防水対策や防錆対策を従来品ほど考慮する必要がないため、従来品より簡易に発電装置を製造することができる。

登録者情報

登録者名称 前田特許弁理士法人

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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