出願番号 |
特願2005-086044 |
出願日 |
2005/3/24 |
出願人 |
国立大学法人信州大学 |
公開番号 |
特開2006-265178 |
公開日 |
2006/10/5 |
登録番号 |
特許第4099526号 |
特許権者 |
国立大学法人信州大学 |
発明の名称 |
ポルフィリンダイマー誘導体とそれを使用するカーボンナノチューブの分離精製 |
技術分野 |
電気・電子、化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
次世代の電子デバイスの材料、電解放出、水素吸蔵 |
目的 |
非共有結合によりカーボンナノチューブと複合体を形成する新規化合物、その新規化合物を非共有的に結合し溶剤に可溶化したカーボンナノチューブ複合体、さらにはそのような複合化、可溶化を利用してカーボンナノチューブを構造的に選別し分離精製する方法の提供。 |
効果 |
本技術のポルフィリンダイマー誘導体は、フルオレンを介して二つのポルフィリンが連結したポルフィリンダイマーであり、非共有結合によってカーボンナノチューブとの複合体を形成することができる。従って、複合化されたカーボンナノチューブは溶媒に対して可溶性となり、カーボンナノチューブの精製を可能にする。 |
技術概要
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本技術のポルフィリンダイマー誘導体は、化学式I(式I中、mは0〜17)で示されるものである。ここで、カーボンナノチューブを分散させた溶媒に本技術のポルフィリンダイマー誘導体を加えて分散させると、カーボンナノチューブとポルフィリンダイマー誘導体との複合体を形成することができる。この複合体は、ポルフィリン部位とカーボンナノチューブとの間のπ‐π相互作用、疎水性相互作用のような非共有結合によって形成されるものである。カーボンナノチューブは溶媒や水に対して不溶性であるが、本技術のポルフィリンダイマー誘導体でカーボンナノチューブを複合化すると、カーボンナノチューブは可溶化する。尚、カーボンナノチューブ複合体を有機溶媒に分散させた分散液は、カーボンナノチューブが分離、沈澱することなく、均一な分散状態を6ヶ月以上安定に保つ。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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