出願番号 |
特願2005-084420 |
出願日 |
2005/3/23 |
出願人 |
国立大学法人信州大学 |
公開番号 |
特開2006-265151 |
公開日 |
2006/10/5 |
登録番号 |
特許第3985025号 |
特許権者 |
国立大学法人信州大学 |
発明の名称 |
両親媒性化合物、可溶性カーボンナノチューブ複合体 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
微細導電線、次世代の電子デバイスの材料 |
目的 |
非共有結合によりカーボンナノチューブと複合体を形成するπ共役化合物である新規化合物、その新規化合物を非共有的に結合した溶媒分散性のカーボンナノチューブ複合体、さらにはそのカーボンナノチューブ複合体を絶縁コーティングした微細導電線の提供。 |
効果 |
本技術の両親媒性化合物は、非共有結合によってカーボンナノチューブとの複合体を形成することができる。非共有結合は直接的な結合ではないため、本来の性質を損なうことなくカーボンナノチューブを容易に複合化することができる。又、複合化されたカーボンナノチューブは溶媒分散性を示し、カーボンナノチューブの精製、分離を可能にする。 |
技術概要
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この技術の両親媒性化合物は、化学式I(式I中、mは3〜16、nは1〜6である。)で示されるものである。ここで、本技術の両親媒性化合物は溶媒中において、分子中のピレン部位が一次元カラム状にスタッキングして繊維状の会合体を形成する。従って、カーボンナノチューブと複合体を形成した後に複合体中の両親媒性化合物を繊維状に会合させてもよい。複合体を会合させると、会合体中でカーボンナノチューブが配列して繊維状となる。この繊維状会合体中の両親媒性化合物にシリカを重合させると繊維状会合体が固定され、シリカで表面がコーティングされた繊維が得られる。この繊維はカーボンナノチューブによる導電性を示すため、ナノスケールの微細導電線として扱うことができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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