出願番号 |
特願2005-044963 |
出願日 |
2005/2/22 |
出願人 |
国立大学法人信州大学 |
公開番号 |
特開2006-233232 |
公開日 |
2006/9/7 |
登録番号 |
特許第4752048号 |
特許権者 |
国立大学法人信州大学 |
発明の名称 |
層状ルテニウム酸化合物膜 |
技術分野 |
電気・電子、金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
超小型の直接メタノール形燃料電池、電気化学キャパシタ |
目的 |
大きな電荷蓄積能と優れたサイクル安定性を有し、基板への密着性が良い層状ルテニウム酸化合物膜、および簡便で効率の良いそれの製造方法の提供。 |
効果 |
本技術の層状ルテニウム酸化合物膜は、大きな電荷蓄積能とサイクル安定性とを有し、急速充放電が可能で、エネルギー密度や出力密度が高いため、超小型電源の原材として用いることができる。 |
技術概要
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この技術では、酸化ルテニウムとアルカリ金属化合物とを焼成または溶融し、それを酸、アルキルアミン、テトラアルキルアミンの各溶液中で順次撹拌して、ルテニウム酸化合物の層状微粒子を形成する。次に、微粒子を非プロトン性高誘電率溶媒に分散し、層剥離させたコロイド状ルテニウム酸化合物を形成する。そして、コロイド状ルテニウム酸化合物を電気泳動により層状に堆積させて膜を形成する。即ち、ナノオーダーの厚さの極微小な層剥離片いわゆるナノシートを形成している荷電性のこのコロイド状ルテニウム酸化合物に、1対の電極を浸し電圧を印加して電気泳動を施すと、コロイド状ルテニウム酸化合物がアノード表面に向かって移動し、再度層状に堆積する。その際、コロイド安定化剤として機能していたテトラアルキルアンモニウムイオンはカソードに移動する。このようにしてルテニウム酸化合物がアノードで固定化され、薄膜を形成する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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