出願番号 |
特願2004-204105 |
出願日 |
2004/7/12 |
出願人 |
国立大学法人信州大学 |
公開番号 |
特開2006-027910 |
公開日 |
2006/2/2 |
登録番号 |
特許第4714856号 |
特許権者 |
国立大学法人信州大学 |
発明の名称 |
結晶化ガラスおよびその製造方法 |
技術分野 |
電気・電子、無機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
エレクトロクロミツクディスプレイ、ディスプレイ材料、光学材料、電池、センサー |
目的 |
イオン伝導性およびバルク状にしても自然崩壊しないような高い耐水性を有する焼成体および結晶化ガラス並びにその製造方法の提供。 |
効果 |
本技術で提供されるリチウム、ナトリウムあるいはカルシウムがキャリアーとなりイオン伝導性を示す焼成体、結晶化ガラスおよびガラスは固体電解質として電池やセンサーの材料として利用できる。そのなかで快削性を示す結晶化ガラスは他のセラミックスあるいはガラスの電解質と異なり機械加工が容易であるため、機械加工に必要とするコストを大幅に低減できる。 |
技術概要 |
この技術のリチウムイオン伝導性を示す結晶化ガラスおよびリチウムイオン伝導性を示すガラスの組成は、3〜6%のLi↓2O、12〜22%のMgO、7〜13%のAl↓2O↓3、47〜64%のSiO↓2、10〜23%のMgF↓2の組成とする。次に、原料組成物を混合後、500〜950℃で加熱して原料中の無機塩を分解する。加熱した後の原料組成物を容器に封入し、高温で溶融する。次に、溶融して得られたガラスを歪み抜きするために、550〜650℃で熱処理する。このようにしてリチウムイオン伝導性を示すガラスが得られる。次に、イオン伝導性を示すガラスを650〜800℃で再び熱処理すると、雲母がガラスから析出する。650℃より低い温度での熱処理では雲母は析出せず、800℃より高い温度での熱処理ではアルミノケイ酸リチウムなどの雲母ではない結晶の析出量が非常に多くなる。このようにしてリチウムイオン伝導性を示す結晶化ガラスが得られる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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