出願番号 |
特願2006-211516 |
出願日 |
2006/8/2 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2007-063118 |
公開日 |
2007/3/15 |
登録番号 |
特許第4162049号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
透明膜 |
技術分野 |
無機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
封止材、包装材、保護材、フレキシブル基板、又はディスプレイ材 |
目的 |
無機層状化合物を主要構成成分とする膜からなる透明材であって、自立膜として利用可能な機械的強度を有し、耐熱性を有し、ガスバリア性を有し、無機層状化合物粒子の積層を高度に配向させた透明材の提供。 |
効果 |
本技術により無機層状化合物粒子の配向が揃った透明な無機層状化合物膜を提供できる。この無機層状化合物膜は、自立膜として用いることができ、例えば、200℃を超える高温においても化学的に安定で透明性を保つ、柔軟なディスプレイ材料・包装材料・電子デバイス封止材料などとして用いることができる。 |
技術概要 |
この技術では、透明性の高い無機層状化合物と、少量の透明性の高い水可溶性の高分子を、水あるいは水を主成分とする液に分散させ、ダマを含まない均一な分散液を得た後、この分散液を、表面が平坦で表面が撥水性の支持体に塗布し、無機層状化合物粒子を沈積させるとともに、分散媒である液体を種々の固液分離方法で分離し、膜状に成形した後、これを必要に応じ乾燥・加熱・冷却するなどの方法により支持体から剥離することにより、無機層状化合物粒子が配向し、透明性が高く、柔軟性に優れ、ガスバリア性に優れ、耐熱性も高い無機層状化合物膜を得ている。そして、好ましくは、層状無機化合物を主要構成成分とする膜は、1)層状無機化合物と水可溶性樹脂から構成される、2)層状無機化合物の全固体に対する重量比が70%以上である、3)全光線透過率が80%を超える、4)ガスバリア性を有する、及び5)自立膜として利用可能な機械的強度を有する透明材としている。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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