出願番号 |
特願2006-037294 |
出願日 |
2006/2/14 |
出願人 |
国立大学法人 岡山大学 |
公開番号 |
特開2007-217311 |
公開日 |
2007/8/30 |
登録番号 |
特許第5050195号 |
特許権者 |
国立大学法人 岡山大学 |
発明の名称 |
神経細胞分化誘導剤 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
中鎖脂肪酸を含有する神経細胞分化誘導剤 |
目的 |
脳室内に移行しやすく経口投与が可能で、低分子量の神経栄養物質であり、ケミカルメディエーターの産生による影響を受けることなく、神経細胞の神経突起を形成させ、神経網の形成促進作用を示す物質を含有する神経細胞分化誘導剤を提供する。 |
効果 |
安全性の高い中鎖脂肪酸を用い、プロスタグランジンやロイコトリエンなどのケミカルメディエーターの産生による影響を殆ど受けることなく、効果的に神経細胞の神経突起を形成させる事が出来る。 |
技術概要
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炭素数6〜10の直鎖中鎖脂肪酸を有効成分として含有する神経細胞分化誘導剤を得る。直鎖中鎖脂肪酸は、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸およびデカン酸などの脂肪酸と、これら脂肪酸のメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、n−ブチルエステル等の化合物および脂肪酸の薬学上許容しうる塩なども含む。これらの有効成分の1種または複数種を含有させて神経細胞分化誘導剤とし、更に神経成長因子(NGF)産生増強剤および/またはサイクリックAMP(cAMP)産生誘導剤と併用として、医薬組成物又は食品とするのが好ましい。中鎖脂肪酸は、母乳、牛乳、乳製品の脂肪分に3〜5%、ヤシ油、パーム核油に5〜10%含まれており、血液脳関門を通過しうる大きさで経口投与が可能で、神経細胞分化誘導剤は脳賦活剤、神経機能活性化剤として利用する事が出来る。 |
リサーチツールの分類 |
動物、植物、生体関連物質 |
実施実績 |
【有】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
個別交渉による |
対価条件(一時金) |
【要】個別交渉による |
対価条件(ランニング) |
【要】個別交渉による |
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