出願番号 |
特願2005-142231 |
出願日 |
2005/5/16 |
出願人 |
国立大学法人 筑波大学 |
公開番号 |
特開2006-271367 |
公開日 |
2006/10/12 |
登録番号 |
特許第4670048号 |
特許権者 |
国立大学法人 筑波大学 |
発明の名称 |
生分解性プラスチック分解酵素をコードする遺伝子の取得方法、それにより得られる新規遺伝子および酵素 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
生分解性プラスチック分解酵素をコードする遺伝子 |
目的 |
生分解性プラスチックを分解する好熱性酵素をコードする遺伝子の取得方法、それにより得られた新規遺伝子、およびその遺伝子によりコードされる酵素を提供する。また、酵素または酵素を発現している微生物を利用した生分解性プラスチックの分解方法を提供する。 |
効果 |
高温条件のコンポストに一定期間埋設した生分解性プラスチック表面からDNAを直接抽出して、好熱性プラスチック分解酵素遺伝子を取得することにより、効率よくプラスチック分解酵素遺伝子を取得することができる。遺伝子を発現させた微生物をそのまま、または酵素を取り出して、コンポストなどの高温条件下で生分解性プラスチックを分解・モノマー化することができる。酵素を利用した方法では、酵素の基質特異性を利用した混合物からの純モノマーの取り出しが可能となる。 |
技術概要
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生分解性プラスチックを分解する好熱性酵素をコードする遺伝子の効率のよい取得方法であり、生分解性プラスチックを高温条件下にて分解することができる新規プラスチック分解酵素をコードする遺伝子である。さらに、高温条件下にて分解できる好熱性新規プラスチック分解酵素である。また、酵素もしくは酵素を発現する宿主細胞を用いる、生分解性プラスチックの分解方法またはそのモノマーの回収方法である。コンポスト内の温度は、処理中は通常30〜80℃程度の比較的高温となる。40℃以上の高温条件下で処理したプラスチックからは、より効率的に好熱性酵素をコードする遺伝子を分離することができる。埋設するプラスチックは、生分解性ブラスチックであればよく、好ましくはエステル結合を含有するプラスチックである。ポリブチレンサクシネート−co−アジペート(PBSA)、ポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリ乳酸(PLA)である。コンポスト中に埋設する期間は、1〜2日くらいの短期間であってもよいが、効率よく目的遺伝子を取得するためには3日〜数週間埋設するのが好ましい。プラスチック表面からのDNAの抽出は、全DNA抽出キットを使用して抽出することができる。 |
リサーチツールの分類 |
微生物、方法・プロセス |
有体物情報 |
DNA |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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