窒化物半導体電子放出素子

開放特許情報番号
L2006006767
開放特許情報登録日
2006/10/20
最新更新日
2011/7/1

基本情報

出願番号 特願2005-104679
出願日 2005/3/31
出願人 国立大学法人静岡大学
公開番号 特開2006-093087
公開日 2006/4/6
登録番号 特許第4752050号
特許権者 国立大学法人静岡大学
発明の名称 窒化物半導体電子放出素子
技術分野 電気・電子、無機材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 窒化物半導体電子放出素子
目的 構造が簡単であり、且つ、より低電圧で、効率のよい電界密度を達成しうる窒化物半導体電子放出素子を提供する。
効果 電界放出素子の素子内部に加わる電界を利用し電子を引き出すため、低い駆動電圧での動作が可能であり、素子構造も単純であるため集積化も極めて容易である。
技術概要
絶縁性基板上に、GaN層、n型のAlGaN層(ただし、Al↓xGa↓(↓1↓−↓x↓)N、x<0.5)、厚さ1nm〜10nmの中間層としてのAlN層、及び、厚さ20nm〜100nmの表面露出部を有するGaN層を、接合することで順次積層させた構造を有し、GaN層の表面に電子取り出し用の正電極を備え、且つ、AlGaN層に負電極を備える窒化物半導体電子放出素子である。図に示すように、サファイア基板上1へ、AlGaN層3のためのバッファー層としてキャリヤ濃度2×10↑1↑8cm↑−↑3のn型GaN層2を、厚さ約1000nmとなるように形成し、さらに、その上にキャリヤ濃度10↑1↑8cm↑−↑3のn型AlGaN層3として、Al↓0↓.↓2Ga↓0↓.↓8Nからなる厚さ1000nmの層を形成し、その上に中間層としてのAlN層4を5nmとキャリヤ濃度2×10↑1↑8cm↑−↑3のn型GaN層5を30nm成長させる。各層の形成方法は任意であり、公知の方法、例えば、原子層エピタキシャル成長、CVD法などを用いることができる。積層体に、さらに幅4μmのストライプ状の正電極6を間隔10μmで配置する。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 この窒化物半導体電子放出素子は、従来の電界放出型の電子放出源に比べ、低い駆動電圧で動作し構造も単純なため、他の電子素子とのマッチングが良く集積化も容易である。将来の低電圧動作電子線励起ディスプレイや電子線励起発光素子・照明機器の電子源として利用できる。この素子は将来のフラットパネルディスプレイや照明用電子放出源として有用である。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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