技術概要
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絶縁性基板上に、GaN層、n型のAlGaN層(ただし、Al↓xGa↓(↓1↓−↓x↓)N、x<0.5)、厚さ1nm〜10nmの中間層としてのAlN層、及び、厚さ20nm〜100nmの表面露出部を有するGaN層を、接合することで順次積層させた構造を有し、GaN層の表面に電子取り出し用の正電極を備え、且つ、AlGaN層に負電極を備える窒化物半導体電子放出素子である。図に示すように、サファイア基板上1へ、AlGaN層3のためのバッファー層としてキャリヤ濃度2×10↑1↑8cm↑−↑3のn型GaN層2を、厚さ約1000nmとなるように形成し、さらに、その上にキャリヤ濃度10↑1↑8cm↑−↑3のn型AlGaN層3として、Al↓0↓.↓2Ga↓0↓.↓8Nからなる厚さ1000nmの層を形成し、その上に中間層としてのAlN層4を5nmとキャリヤ濃度2×10↑1↑8cm↑−↑3のn型GaN層5を30nm成長させる。各層の形成方法は任意であり、公知の方法、例えば、原子層エピタキシャル成長、CVD法などを用いることができる。積層体に、さらに幅4μmのストライプ状の正電極6を間隔10μmで配置する。 |