出願番号 |
特願2004-035384 |
出願日 |
2004/2/12 |
出願人 |
独立行政法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
特開2005-225708 |
公開日 |
2005/8/25 |
登録番号 |
特許第3968441号 |
特許権者 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
発明の名称 |
ジルコニアの単斜晶−正方晶の相転移を利用した異種セラミックス又はセラミックスと金属の接合法 |
技術分野 |
無機材料、金属材料 |
機能 |
接着・剥離、材料・素材の製造 |
適用製品 |
特殊な装置を必要とすることなく、簡便に実施でき、歯車部品、ターボチャージャー用ローター等の製造に広く利用される。 |
目的 |
セラミックス部材の孔にこのセラミックス部材よりも熱膨張率が大きいセラミックス部材を挿入し、ジルコニアの単斜晶−正方晶の相転移を利用した異種セラミックスまたはセラミックスと金属の接合法の提供。 |
効果 |
従来の接合法に比べて加工精度が比較的粗い接合用部材を用いても広い面で接合でき、信頼性が高く高強度の接合体を製造でき、その工業的利用価値は極めて大きい。 |
技術概要
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接合のための焼成温度と室温間の平均の線熱膨張率の差が2×10↑(−7)(℃↑(−1))以上ある異種セラミックスにおいて、熱膨張率が小さい方のセラミックスの圧粉体等に孔を形成し、孔を有するセラミックス部材に、この孔に挿入して焼成により有孔セラミックス部材と接合する部分を有する熱膨張率の大きい方のセラミックスの圧粉体又は半焼結体或いは焼結体の有孔セラミックス部材と接合する部分を挿入し、有孔セラミックス部材の孔の面と挿入セラミックス部材の挿入部分の外周の間に、常温で単斜晶が安定なジルコニアを20(体積)%以上を含むセラミックスの圧粉体等を配し、ジルコニアの80%以上が正方晶に変化する温度と、有孔セラミックス部材及び挿入セラミックス部材の嵩密度が共に95%以上になる焼結温度とを比べて高い方の温度以上で焼成し、焼成後の冷却中に熱膨張の差で有孔セラミックス部材と挿入セラミックス部材の間に生じる空隙を、単斜晶から正方晶へ相転移した20%以上99%未満のジルコニアが再び単斜晶へ転移する際に生じる膨張で埋めると同時に、正方晶として残っているジルコニアが単斜晶へ相転移することを抑制する圧力で接合して、異種セラミックスを接合する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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