出願番号 |
特願2003-104755 |
出願日 |
2003/4/9 |
出願人 |
独立行政法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
特開2004-307288 |
公開日 |
2004/11/4 |
登録番号 |
特許第4025871号 |
特許権者 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
発明の名称 |
アパタイト系化合物で被覆されたゼオライト系化合物の製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
アパタイト系化合物で被覆されたゼオライト系化合物 |
目的 |
アパタイトの効率的で簡便な生成を可能として、ゼオライト系化合物の特性とアパタイト系化合物のもつ特性とを併せ持つことのできるアパタイト系化合物で被覆されたゼオライト系化合物の新しい製造方法と、この方法により得ることのできる新しいゼオライト系化合物を提供する。 |
効果 |
リン酸またはリン酸塩含有溶液にカルシウムを構成成分の一つとするゼオライト系化合物を浸漬するという簡便な方法で、ゼオライト系化合物の表面にアパタイト系化合物を被覆することができる。このため、イオン交換材、吸着材、化学反応触媒環境浄化材料等に有用な機能材料を簡便に低コストで得ることができる。 |
技術概要
 |
カルシウムで置換されたゼオライト系化合物をリン酸またはリン酸塩を主成分とする溶液に浸漬してゼオライト系化合物のカルシウムとリン酸またはリン酸塩を反応させて表層にアパタイト系化合物を被覆するアパタイト系化合物で被覆されたゼオライト系化合物の製造方法である。例えば、カルシウムをイオン交換したゼオライトAの0.3gを小型水熱容器に入れ、アンモニア水を用いてpH9に調整した1N濃度のリン酸アンモニウム溶液100mlを加えて電気炉中で120℃、8時間反応させた。反応後の試料は蒸留水でよく洗い乾燥器中で100℃、5時間乾燥する。得られた試料の表面を走査電子顕微鏡(SEM)で観察する。図1は、その結果を示し、a)反応前のゼオライトAと、b)反応後の試料の表面を示している。この図1に見られるように、水酸アパタイトの特徴的なリン片状の粒子がゼオライト粒子の表面に生成していることが確認される。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|