出願番号 |
特願2005-334549 |
出願日 |
2005/11/18 |
出願人 |
国立大学法人 筑波大学 |
公開番号 |
特開2007-135487 |
公開日 |
2007/6/7 |
登録番号 |
特許第4820991号 |
特許権者 |
国立大学法人 筑波大学 |
発明の名称 |
酵母細胞を用いたインフルエンザウイルスゲノムの複製・転写系 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
その他 |
適用製品 |
酵母細胞を用いたインフルエンザウイルスゲノムの複製 |
目的 |
抗インフルエンザウイルス剤の開発に必須のツール、手法を提供する。 |
効果 |
複製反応を起こさせることに成功した。豊富な遺伝情報が蓄積された酵母細胞内で、ウイルスゲノムの複製、ウイルス遺伝子の転写、ウイルスタンパク質の発現が可能となれば、インフルエンザウイルスの感染、宿主内でのその増殖、病原性に関わる特異的な宿主細胞因子を同定することができる。このため本発明は、抗インフルエンザウイルス剤の開発に必須のツール、手法を提供できる。 |
技術概要
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マイナス鎖RNAウイルス粒子より精製したウイルスRNAゲノム−ウイルスタンパク質複合体(vRNP)を酵母細胞に導入することにより、酵母細胞でそのマイナス鎖RNAゲノムから複製・転写を行わせることを特徴とする、マイナス鎖RNAウイルスの酵母内ゲノム複製系である。マイナス鎖RNAウイルスは、インフルエンザウイルスである。この導入は、酵母のスフェロプラストを調製し、ポリエチレングリコールの存在下で、精製したvRNPを混合することにより行う。外来レポーター遺伝子を組込んだモデルインフルエンザウイルスRNAゲノムを酵母細胞に導入し、遺伝子の複製と発現を該酵母細胞内で行わせることを可能としたインフルエンザウイルスゲノム複製系の作成方法である。図1は、酵母細胞でのインフルエンザウイルスゲノムの複製と転写を示す。”Overlay”は、重ね合わせであり、”Seg.5”および”Seg.3”はそれぞれウイルスRNAのセグメント5及びセグメント3を意味する。図2は、セグメント5欠損vRNPの相補を示す。”RNase H digestion”は、RNase Hによる消化を意味する。図3は、モデルウイルスRNAの複製および転写を示す。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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