出願番号 |
特願2000-401643 |
出願日 |
2000/12/28 |
出願人 |
独立行政法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
特開2002-206146 |
公開日 |
2002/7/26 |
登録番号 |
特許第3496057号 |
特許権者 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
発明の名称 |
高Crフェライト系耐熱鋼の製造方法 |
技術分野 |
金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
ボイラ、原子力発電設備、化学工業装置、高温プラント |
目的 |
NiやCuなどの元素添加をすることなく、優れた耐酸化特性を高温強度及び室温靱性の向上と両立させて発現させることができる高Crフェライト系耐熱鋼の製造方法の提供。 |
効果 |
優れた耐酸化特性を高温強度及び室温靱性の向上と両立させて発現させることができ、しかも高温長時間クリープ強度の向上をも望める高Crフェライト系耐熱鋼を提供することができる。 |
技術概要 |
本技術は、高圧下では、Fe−Cr2元系合金のオーステナイト領域が高Cr側へ拡大することに着目し、1千気圧以上4万気圧以下の高圧下で焼きならし熱処理を行うことにより、Crを、これまで上限とされていた12重量%未満を超える、すなわち12重量%以上19重量%以下含有させている。これにより耐酸化特性を改善するとともに、δフェライト相量を低減させ、このような高Crフェライト系耐熱鋼においてマルテンサイト単相のミクロ組織を形成させることにより、高温強度の向上ばかりでなく、室温靱性の向上をも両立させることのできる高Crフェライト系耐熱鋼を得ることができる。高圧下での焼きならし熱処理により得られるマルテンサイト単相材料を大気圧で焼戻し熱処理すると、オーステナイト及びフェライトの変態温度が充分に高いか、若しくはオーステナイト及びフェライトの変態そのものが生じなくなり、焼戻し温度条件が広い範囲で選択可能となり、ミクロ組織の高温安定性に優れ、長時間にわたって高温強度が維持可能となる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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