出願番号 |
特願2006-135634 |
出願日 |
2006/5/15 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2007-300899 |
公開日 |
2007/11/22 |
登録番号 |
特許第4355830号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
新規DNA複製因子 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
新規DNA複製因子 |
目的 |
高耐熱性で、DNA鎖伸長の校正機能である3V−5Vエキソヌクレアーゼ活性を有し、かつプライマー伸長活性が強いDNAポリメラーゼを使用するとともに、高塩濃度下においても高いDNAポリメラーゼ活性を発揮することが可能な、新たなDNAポリメラーゼ反応系を構築する点にあり、サンプルの前処理なしで、高塩濃度下であろうと数Mbの長いDNA領域を短時間で複製可能な新規技術を提供する。 |
効果 |
パイロコッカス・ホリコシ由来の新規二つのDNA複製因子、すなわち、クランプとクランプローダーが提供でき、これにより、高温、高塩環境下で、長鎖DNAを高速かつ正確に複製するDNAポリメラーゼの酵素反応系が構築可能となり、酵素反応系は、Long−PCR等に特に有用であり、また、酵素反応系を用いた遺伝子配列解析に関する新手法の開発が可能になる。 |
技術概要 |
デオキシヌクレオチド三リン酸を酵素基質として、DNAポリメラーゼによりプライマーDNAを伸長させて、鋳型DNAと相補のDNAを合成する方法であって、酵素反応系が、パイロコッカス・ホリコシ由来のDNAポリメラーゼを有し、3分子のサブユニットからなり、かつ、クランプ機能を有するタンパク質複合体であって、サブユニットが配列番号8に示されるアミノ酸配列を有するか、あるいはアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列を有するタンパク質からなる、タンパク質複合体を含む。さらに、この方法は、大サブユニット1分子と小サブユニット4分子からなり、かつ、クランプローダー機能を有するタンパク質複合体であって、大サブユニットが配列番号10に示されるアミノ酸配列を有するか、あるいはアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列を有するタンパク質であり、小サブユニットが配列番号14に示されるアミノ酸配列を有するか、あるいは該アミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列を有するタンパク質からなる、タンパク質複合体を含む。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|