出願番号 |
特願2006-048256 |
出願日 |
2006/2/24 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2007-225485 |
公開日 |
2007/9/6 |
登録番号 |
特許第4639383号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
温度定点セル、温度定点装置及び温度計校正方法 |
技術分野 |
その他 |
機能 |
機械・部品の製造、検査・検出 |
適用製品 |
温度定点セル、温度定点装置 |
目的 |
放射温度計、熱電対、その他の高温域で使用されるあらゆる温度計の校正の高精度化を達成する。 |
効果 |
従来、銅点の1085℃より外挿に依存していたために十分な精度が得られていなかった高温域での放射温度計、熱電対、その他の温度計の校正が内挿で行えるようになるため、精度が著しく向上する。また、従来、温度目盛りの維持に用いられてきた標準リボン電球を用いることなく、定点と放射温度計で目盛りの維持が可能になる。内挿で校正できるため、従来のような高精度標準放射温度計の精密な特性評価も不要となり、校正作業が著しく簡単化され、温度目盛りの供給体系の整備が進む。 |
技術概要
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温度定点セルを内部に設置し、温度定点セルの周囲温度を上昇または下降せしめ、その時の温度定点セルの温度変化を温度計にて測定する炉を備えた温度定点装置であって、温度定点セルが炭素を成分とするるつぼと、るつぼに封入され、炭化物と炭素の包晶組織である定点物質とから成る温度定点装置である。例えば、図1(a)に示すように、グラファイト製のるつぼ1の中にクロムに40原子パーセント炭素を添加して、Cr↓3C↓2−炭素包晶2を鋳込んだ定点セル4が、図1(b)に示すような横型温度可変電気炉の中に装填されている。温度可変炉はグラファイト製炉心管5およびそれを覆う断熱材7からなり、炉心管に電流を流すことにより加熱される。炉内部全体が真空引きされた後不活性ガス雰囲気におかれている。定点セルの片端には黒体空洞3が形成されており、炉の外部に設けた被校正放射温度計6で石英ガラス10の窓越しに黒体空洞3の放射光を捉え、定点セル2の温度を測定する。被校正放射温度計の出力を図2(a)、(b)に示す。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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