穀物に対し30〜300keVの低エネルギー電子線照射とリン化水素燻蒸を併用する殺虫方法

開放特許情報番号
L2006003788
開放特許情報登録日
2006/6/23
最新更新日
2015/7/31

基本情報

出願番号 特願2005-290657
出願日 2005/10/4
出願人 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
公開番号 特開2006-136316
公開日 2006/6/1
登録番号 特許第4185928号
特許権者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 穀物の殺虫方法
技術分野 食品・バイオ
機能 食品・飲料の製造
適用製品 低エネルギー電子線照射とリン化水素(ホスフィン)燻蒸を併用する穀物(玄米、籾、白米、小麦、とうもろこし、蕎麦、大豆、小豆、黒豆)につく害虫(コクゾウ、メイガ、アズキゾウムシ)の殺虫方法
目的 貯穀害虫で汚染された穀物に対し30〜300keVの低ネルギー電子線照射とリン化水素燻蒸を併用する殺虫方法を提供する。
効果 本発明によれば、低エネルギー電子線照射とリン化水素燻蒸の併用により、短時間で効率的に穀物を完全に殺虫することができる。また、低エネルギー電子線の照射を時期をずらして2回行うことにより、薬剤を用いなくても穀物を完全に殺虫することができる。したがって、臭化メチル燻蒸の代替技術として、穀物の殺虫(卵、幼虫、蛹、成虫)方法として有用である。
技術概要
 
玄米、籾、白米、小麦、とうもろこし、蕎麦、大豆、小豆、黒豆などの穀物に対し、30〜300keV、好ましくは50〜150keVの低エネルギー電子線照射を1〜10秒程度と濃度0.5〜3.0mg/L、好ましくは1.0〜2.0mg/Lのリン化水素(ホスフィン)を12時間〜4日間、好ましくは1〜3日間燻蒸することにより行う殺虫方法である。なお、低エネルギー電子線照射は、初回の照射を少なくとも穀物内部に害虫の卵および/または幼虫が存在する時期に行い、2回目の照射を穀物内部に存在した害虫の卵および/または幼虫が成長して穀物外部および/または表層部に幼虫以上のステージとして現れた時期に行うように、時期をずらして2回行う。そして害虫(コクゾウ、メイガ、アズキゾウムシなど)をこれらの方法で殺虫することができる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
希望譲渡先(国内) 【否】 
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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