出願番号 |
特願2005-290657 |
出願日 |
2005/10/4 |
出願人 |
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
公開番号 |
特開2006-136316 |
公開日 |
2006/6/1 |
登録番号 |
特許第4185928号 |
特許権者 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
発明の名称 |
穀物の殺虫方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
食品・飲料の製造 |
適用製品 |
低エネルギー電子線照射とリン化水素(ホスフィン)燻蒸を併用する穀物(玄米、籾、白米、小麦、とうもろこし、蕎麦、大豆、小豆、黒豆)につく害虫(コクゾウ、メイガ、アズキゾウムシ)の殺虫方法 |
目的 |
貯穀害虫で汚染された穀物に対し30〜300keVの低ネルギー電子線照射とリン化水素燻蒸を併用する殺虫方法を提供する。 |
効果 |
本発明によれば、低エネルギー電子線照射とリン化水素燻蒸の併用により、短時間で効率的に穀物を完全に殺虫することができる。また、低エネルギー電子線の照射を時期をずらして2回行うことにより、薬剤を用いなくても穀物を完全に殺虫することができる。したがって、臭化メチル燻蒸の代替技術として、穀物の殺虫(卵、幼虫、蛹、成虫)方法として有用である。 |
技術概要 |
玄米、籾、白米、小麦、とうもろこし、蕎麦、大豆、小豆、黒豆などの穀物に対し、30〜300keV、好ましくは50〜150keVの低エネルギー電子線照射を1〜10秒程度と濃度0.5〜3.0mg/L、好ましくは1.0〜2.0mg/Lのリン化水素(ホスフィン)を12時間〜4日間、好ましくは1〜3日間燻蒸することにより行う殺虫方法である。なお、低エネルギー電子線照射は、初回の照射を少なくとも穀物内部に害虫の卵および/または幼虫が存在する時期に行い、2回目の照射を穀物内部に存在した害虫の卵および/または幼虫が成長して穀物外部および/または表層部に幼虫以上のステージとして現れた時期に行うように、時期をずらして2回行う。そして害虫(コクゾウ、メイガ、アズキゾウムシなど)をこれらの方法で殺虫することができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
|