ケイ素吸収に関与する遺伝子、およびその利用

開放特許情報番号
L2006003290
開放特許情報登録日
2006/4/28
最新更新日
2012/11/23

基本情報

出願番号 特願2007-530982
出願日 2006/8/11
出願人 国立大学法人 岡山大学
公開番号 WO2007/020898
公開日 2007/2/22
登録番号 特許第5092125号
特許権者 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 ケイ素吸収に関与する遺伝子、およびその利用
技術分野 食品・バイオ
機能 材料・素材の製造
適用製品 ケイ素吸収に関与する遺伝子
目的 これまでに同定されていないケイ素吸収に関与する遺伝子を同定し、その遺伝子の利用方法を提供する。
効果 ケイ素蓄積量の減少は、硬い植物をやわらかくする。このため、ケイ素吸収を抑制した形質転換植物は、家畜飼料に利用することができる。これに対し、ケイ素蓄積量の増加は、病害および虫害などの種々のストレスに対する耐性(抵抗性)を付与し、生育を促進させる。このため、ケイ素吸収を促進した形質転換植物を利用すれば、農薬および化学肥料を極力使用せずに、より安全性の高い形質転換植物を栽培することができる。
技術概要
 
ケイ素吸収が抑制された植物の生産方法は、(a)配列番号2に示されるアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド;(b)配列番号2に示されるアミノ酸配列において、1個もしくは数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入、もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、ケイ素吸収を抑制するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;(c)配列番号1に示される塩基配列からなるポリヌクレオチド;(d)(i)配列番号1に示される塩基配列からなるポリヌクレオチド;もしくは(ii)配列番号1に示される塩基配列と相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチド、のいずれかとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド:のポリヌクレオチドを、発現可能に導入する。ケイ素吸収を抑制することによって、その細胞のケイ素蓄積量を、減少させることができる。これにより、ケイ素吸収を抑制するポリペプチドが発現している細胞は、やわらかくなる。そのため、ケイ素吸収を抑制するポリペプチドをコードするポリヌクレオチドからなるマーカー遺伝子は、ケイ素吸収を抑制するポリペプチドを発現している形質転換細胞を選抜するためのマーカー遺伝子として利用することができる。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2022 INPIT