出願番号 |
特願2006-512988 |
出願日 |
2005/4/28 |
出願人 |
国立大学法人京都大学 |
公開番号 |
WO2005/108451 |
公開日 |
2005/11/17 |
登録番号 |
特許第4982748号 |
特許権者 |
国立大学法人京都大学 |
発明の名称 |
高分子グラフト微粒子によるコロイド結晶の製造方法 |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造 |
適用製品 |
光通信分野、カラー映像機器、高出力レーザー分野、規則性の高いコロイド結晶、高分子グラフト鎖が超高密度で微粒子表面に結合した複合微粒子 |
目的 |
現在のところ入手できる金ナノ粒子は粒径が小さいために、その表面からグラフト重合させる際に粒子の曲率の影響を受け、グラフト化の密度が低くなり、その結果コロイド結晶を形成するまでには至っていないことに鑑み、高分子グラフト鎖が超高密度で微粒子表面に結合した複合微粒子を合成し、その複合微粒子から将来ナノ光学材料として有望なコロイド結晶構造体を構築することの実現。 |
効果 |
高分子グラフト鎖が超高密度で微粒子表面に結合した複合微粒子を得ることができる。高分子グラフト鎖を従来に超高密度で微粒子表面にグラフトすることにより、良溶媒中において、系全体の複合微粒子間に圧縮に対する強い反発力が得られ、これによって複合微粒子はコロイド結晶を形成することができる。 |
技術概要
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この技術は、微粒子表面上の重合開始基からリビングラジカル重合させて得られるグラフト鎖の高密度化および狭い鎖長分布を確認し、さらにその複合微粒子の分散液がコロイド結晶の形成を示唆するオパール発色を呈することを確認できたことに基づく。すなわち、高分子グラフト鎖が、グラフト鎖間で立体反発が生じるまでに超高密度で微粒子表面に結合した複合微粒子とする。0.1〜1.2本鎖/nm↑2のグラフト密度を有するとよい。高分子グラフト鎖は、微粒子表面上の重合開始基を基点とした、アクリル酸誘導体、メタクリル酸誘導体、スチレン誘導体、酢酸ビニルまたはアクリロニトリルのリビングラジカル重合によって得られる。高分子グラフト鎖の分子量分布は、1〜1.5であるとよい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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