フッ素置換イリジウム錯体及びこれを用いた発光材料

開放特許情報番号
L2006003066
開放特許情報登録日
2006/4/14
最新更新日
2015/9/16

基本情報

出願番号 特願2005-362529
出願日 2005/12/16
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2007-161673
公開日 2007/6/28
登録番号 特許第4811643号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 フッ素置換イリジウム錯体及びこれを用いた発光材料
技術分野 化学・薬品、電気・電子
機能 材料・素材の製造
適用製品 フッ素置換イリジウム錯体及びこれを用いた発光材料
目的 高輝度・高効率発光が可能で耐久性に優れた発光素子、並びに発光素子に使用でき、有機電界発光素子用材料、エレクトロケミルミネッセンス(ECL)素子材料、発光センサー、光増感剤、ディスプレイ、蛍光増白剤、写真用材料、レーザー色素、カラーフィルター用染料、光通信、色変換フィルター、バックライト、照明、光増感色素、各種光源等にも適用できる新規な青色発光性イリジウム錯体を提供する。
効果 このイリジウム錯体は、効率よく高輝度で青色領域の発光を有することから、この化合物を用いた発光素子は、表示素子、ディスプレイ、バックライト、電子写真、照明光源、記録光源、露光光源、読み取り光源、標識、看板、インテリア等の分野に好適である。また、この化合物は、医療用途、蛍光増白剤、写真用材料、UV吸収材料、レーザー色素、カラーフィルター用染料、色変換フィルター、光通信等にも適用可能である。また、青色発光素子を基本とし、赤〜橙色発光材料、赤〜橙色発光素子を組み合わせることにより、高効率白色発光素子も作製できる。
技術概要
式(図1)で表されるイリジウム錯体(式中、Aは、−C(R↑6)−または−N−であり、R↑1〜R↑6は水素原子または置換基を表す。ただし、R↑3とR↑4の部位において、炭素数の2から10の直鎖状または分岐上のアルキレン基を介して縮合しても良い。L↑1は含窒素ヘテロ環配位子、ジケトン配位子、カルボン酸配位子、ピラゾリルボレ−ト配位子、リン配位子、ハロゲン配位子、カルベン配位子、フェニルピラゾ−ル配位子を表す。n↑1は1〜3の整数を表し、n↑2は0〜4の整数を表す。)である。また、このイリジウム錯体からなる発光材料である。化合物は、式で表される構造を有すれば良く、その互変異性体であっても良い。式で表される化合物の中でも、溶液中または固体状態での発光量子収率は、0.01以上のものが好ましく、0.1以上のものがより好ましく、0.3以上のものがさらに好ましい。発光極大波長としては、500nm以下のものが好ましく、350nm以上500nm以下のものがより好ましく、400nm以上490nm以下のものがさらに好ましく、410nm以上480nm以下のものが特に好ましい。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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