ホルムアルデヒドに対する耐性を植物に付与する方法、環境中のホルムアルデヒドを植物に吸収させる方法

開放特許情報番号
L2006001680
開放特許情報登録日
2006/3/17
最新更新日
2023/1/24

基本情報

出願番号 特願2005-516046
出願日 2004/12/3
出願人 国立大学法人京都大学
公開番号 WO2005/054474
公開日 2005/6/16
登録番号 特許第4487071号
特許権者 国立大学法人京都大学
発明の名称 ホルムアルデヒドに対する耐性を植物に付与する方法、環境中のホルムアルデヒドを植物に吸収させる方法
技術分野 生活・文化、食品・バイオ、化学・薬品
機能 環境・リサイクル対策、洗浄・除去、安全・福祉対策
適用製品 ホルムアルデヒド、植物
目的 環境中におけるホルムアルデヒド濃度を低減させるために、ホルムアルデヒドの代謝系を植物などに組み込むことにより植物においてホルムアルデヒド吸収能を高める手段を提供する。
効果 ヘキスロース−6−リン酸合成酵素及び6−ホスホヘキスロースイソメラーゼの遺伝子を植物に導入して葉緑体内において発現させることにより、カルビン回路を介してホルムアルデヒドを代謝させる経路を有する形質転換植物が得られた。形質転換植物は、ホルムアルデヒドに対する耐性を有し、環境中のホルムアルデヒドを有意に低減させることが可能である。
技術概要
カルビン回路を有する自家栄養生物においてホルムアルデヒドの代謝酵素系の遺伝子を導入して代謝酵素系を発現せしめ、自家栄養生物にホルムアルデヒドに対する耐性と、ホルムアルデヒドを吸収させる方法である。更に、ヘキスロース−6−リン酸合成酵素及び6−ホスホヘキスロースイソメラーゼの遺伝子を植物に導入して、葉緑体内で発現せしめ、ホルムアルデヒドをカルビン回路の中間体に資化する能力を植物に付与することにより、ホルムアルデヒドにたいする耐性を付与し、環境中のホルムアルデヒドを吸収させる。カルビン回路の中間生成物であるリブロース−5−リン酸(Ru5P)が、HPSによって触媒される酵素反応により、ホルムアルデヒド(HCHO)と結合し、3−ヘキスロース−6−リン酸が生成する。生成した3−ヘキスロース−6−リン酸は、PHIの作用によってフルクトース−6−リン酸(Fru6P)に変換される。Fru6Pは、カルビンサイクルの中間生成物でもあるために、結果としてホルムアルデヒドは、カルビン回路の中間体に組み込まれてカルビンサイクルの代謝系を介して資化される。RuBPは、リブロース−1.5−ビスリン酸である。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 京都大学「産学連携情報プラットフォーム(フィロ)」をご紹介します。
産学連携の新たな取り組みなど、有益な情報を発信しています。

https://philo.saci.kyoto-u.ac.jp/

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【有】  欧州特許庁、アメリカ合衆国、北アメリカ
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