出願番号 |
特願2005-201809 |
出願日 |
2005/7/11 |
出願人 |
独立行政法人科学技術振興機構、独立行政法人農業生物資源研究所 |
公開番号 |
特開2006-051023 |
公開日 |
2006/2/23 |
登録番号 |
特許第4711762号 |
特許権者 |
国立研究開発法人科学技術振興機構、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
発明の名称 |
スターチシンターゼIIIa型の機能解明と新規デンプン作出法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
食品・飲料の製造 |
適用製品 |
イネスターチシンターゼVa型(SSVa)変異体、イネSSVa変異体を用いてデンプンを製造する方法、イネSSVa変異体を用いてデンプンを製造する方法により製造される胚乳デンプン |
目的 |
イネのSS(スターチシンターゼ)Vaの機能を解明する上で必須の材料である、SSVa遺伝子がノックアウトされたイネSSVa変異体、及びそのSSVa変異体を用いて野生型とは異なる新規なデンプンを製造する方法とその方法により製造されるデンプンを提供する。 |
効果 |
本発明によれば、イネSS(スターチシンターゼ)Va変異体はイネにおいて初めて単離されたSSVaの機能を欠損する変異体でありイネのデンプン合成機構の研究材料として利用できる。また、イネSSVa変異体によって生産されるデンプンはアミロペクチンの鎖長分布が野生型と異なっており、デンプンの糊化特性においても野生型との相違が認められることから、新規の構造・性質を有するデンプンとして工業および食品各分野での利用が期待される。 |
技術概要 |
イネゲノム中のスターチシンターゼVa型(SSVa)遺伝子がTos17等のトランスポゾンを利用して破壊・ノックアウトされ、スターチシンターゼVa型の酵素活性が欠失または野生型に比べて著しく低下したイネSSVa変異体であり、そのイネSSVa変異体により生産されスターチシンターゼVa型の酵素活性の欠失または低下に起因する野生型とは物性の異なるデンプンを製造する方法とその方法により製造されるデンプンである。なお、このデンプンはイネの胚乳デンプンで、野生型により製造されるデンプンと比べてアミロベクチンの鎖長分布が異なり、熱糊化特性も異なり、アミロース含量の割合が高く、熱糊化粘度が低いことを特徴とする。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
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