出願番号 |
特願2006-544779 |
出願日 |
2005/5/13 |
出願人 |
国立大学法人京都大学、大学共同利用機関法人自然科学研究機構 |
公開番号 |
WO2006/054371 |
公開日 |
2006/5/26 |
登録番号 |
特許第4802331号 |
特許権者 |
国立大学法人京都大学、大学共同利用機関法人自然科学研究機構 |
発明の名称 |
新規イオンチャネル様ポリペプチドおよびその利用 |
技術分野 |
食品・バイオ、有機材料 |
機能 |
検査・検出、制御・ソフトウェア、材料・素材の製造 |
適用製品 |
遺伝子治療、再生医療、環境分野、食品分野 |
目的 |
直接のイオン流を必要とすることなく電気的なシグナルを化学的なシグナルに変換し得る単一ポリペプチドの提供。 |
効果 |
本技術を用いれば、精子の運動性を制御することが可能となり、避妊あるいは不妊症を治療または予防することができる。また、本技術のポリペプチドをコードする遺伝子の相同遺伝子が、マウス、ヒト、ゼブラフィッシュに存在し、ヒトにおける相同遺伝子は、肝細胞癌の腫瘍マーカー分子であることが知られている。従って、細胞膜電位を変化させる薬剤を用いれば、肝細胞癌の悪性度を制御することができる。 |
技術概要
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この技術では、原索動物に属する尾索類の動物であるカタユウレイボヤ(Ciona intestinalis)のゲノム配列においてイオンチャネル遺伝子を網羅的に調べ、そのイオンチャネル分子種のレパートリーを、ショウジョウバエ、ヒトまたはフグのものと比較した。その結果、電位依存的ナトリウムチャネルに有意な相同性を有する遺伝子を見出した。この遺伝子によってコードされるタンパク質は、直接のイオン流を必要とすることなく電気的なシグナルを化学的なシグナルに変換し得る単一のタンパク質として新規の膜タンパク質である。すなわち、本技術のポリペプチドは、電位センサーとして機能し得るポリペプチドであって、配列番号2に示されるアミノ酸配列の第1〜239位、または配列番号2に示されるアミノ酸配列の第1〜239位において、1個もしくは数個のアミノ酸が欠失、挿入、置換、もしくは付加されたアミノ酸配列からなる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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