胚性幹細胞の肝細胞への分化誘導方法および該方法により誘導される肝細胞

開放特許情報番号
L2006001156
開放特許情報登録日
2006/3/10
最新更新日
2012/3/9

基本情報

出願番号 特願2007-501617
出願日 2006/2/2
出願人 国立大学法人 岡山大学
公開番号 WO2006/082890
公開日 2006/8/10
登録番号 特許第4892740号
特許権者 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 胚性幹細胞の肝細胞への分化誘導方法および該方法により誘導される肝細胞
技術分野 食品・バイオ
機能 材料・素材の製造
適用製品 胚性幹細胞の肝細胞への分化誘導システムおよびこのシステムにより誘導される肝細胞
目的 充分に機能的であり、大量供給が可能で安全な肝細胞およびその用途、特に肝細胞を用いたバイオ人工肝臓を提供する。
効果 必要細胞数までES細胞(胚性幹細胞)を増殖させたあと、欠失型肝細胞増殖因子(dHGF)を用いて肝細胞への分化誘導を行なうことで、遺伝子導入を必要とせず、安全な肝細胞が大量に供給できる。これをバイオ人工肝臓の細胞源とすることで万人が恩恵を受けることができるバイオ人工肝臓の開発が大いに期待できる。
技術概要
 
ES細胞から肝細胞を分化誘導する方法には、(a)ES細胞の胚様体を形成する工程、および(b)得られた胚様体を、dHGFの存在下で培養する工程を含む方法が含まれる。ES細胞としては、哺乳類由来のものが好ましく、哺乳類としては、ヒト、カニクイザルなどの霊長類、マウスなどが挙げられる。必要に応じて、ES細胞を分化しない条件下に継代、維持、増殖させ(この工程を調製工程という場合がある)、必要に応じてその一部を使用して肝細胞に分化誘導する。調製工程において、ES細胞の培養を行う容器としては、増殖能の点からフィーダー細胞またはスキャフォールドでコートされたものを使用するのが好ましい。フィーダー細胞としては、γ線で照射処理したマウス胚性繊維芽細胞が挙げられる。この方法において、ES細胞を肝細胞へ分化誘導する培養工程に使用するdHGFの濃度は、1ng/mlより高くかつ1000ng/mlより低いことが好ましく、10ng/ml〜500ng/mlがより好ましく、100ng/mlが最も好ましい。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【有】   
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