出願番号 |
特願平11-314427 |
出願日 |
1999/11/4 |
出願人 |
信州大学長、吉川建設株式会社 |
公開番号 |
特開2001-129805 |
公開日 |
2001/5/15 |
登録番号 |
特許第3397306号 |
特許権者 |
吉川建設株式会社、国立大学法人信州大学 |
発明の名称 |
木材の圧縮永久固定処理方法 |
技術分野 |
土木・建築 |
機能 |
その他 |
適用製品 |
木材の圧縮永久固定処理システム |
目的 |
木材を圧縮し加熱処理によって圧縮状態を永久固定した後、乾燥を施すことなく用材として実用に供し得る木材の圧縮永久固定処理方法を提供し、また、松くい虫被害木等の多数の細孔が形成された木材を用材として使用し得る木材の圧縮永久固定処理方法を提供する。 |
効果 |
木材を圧縮し加熱処理によって圧縮状態を永久固定した圧密木材を、乾燥を施すことなく用材として実用に供することができ、圧密木材の生産性及び製造コストの低減を図ることができる。また、従来廃棄処分されていた松くい虫被害木等の多数の細孔が形成された木材を、用材として有効利用することができる。更に、従来困難であった機能性付与材が含浸された圧密木材を提供することができ、木材を新たな用途に用いることができる。 |
技術概要
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圧縮して圧密状態にある木材に加熱処理を施し、圧密状態を固定して圧密木材を製造する際に、圧縮を施す木材として水分含有率が12%以下の気乾木材を用い、内壁面に接触させて圧縮型内に収容した気乾木材を、その細胞が略潰れて圧縮によって急激に密度が向上される領域に到達するように、50%以上の圧縮率で圧縮して圧縮木材とした後、圧縮木材の圧縮状態を固定すべく、圧縮型内に圧密状態に保持されている圧縮木材を気密に保持して加熱処理を施す木材の圧縮永久固定処理方法である。気乾木材として、水分含有率が5%以上の気乾木材を用い、圧縮率を、圧密木材の比重を0.8以上とすることのできる圧縮率とすることによって、純アルミニウム以上の曲げ強度の圧密木材を得ることができる。更に、圧縮木材の加熱処理を、圧縮木材を圧縮状態に保持しつつ気密に保持する圧縮圧縮型を乾熱下で加熱することによって、圧縮型を収容して加熱する加熱容器を圧力容器とすることを要しない。図1、図2は木材の圧縮永久固定処理方法の工程の一部を説明する工程図である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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