カーボンナノチューブに担持した金属触媒及びその作製方法

開放特許情報番号
L2006000635
開放特許情報登録日
2006/2/10
最新更新日
2010/12/17

基本情報

出願番号 特願2005-163348
出願日 2005/6/2
出願人 国立大学法人 筑波大学
公開番号 特開2006-334527
公開日 2006/12/14
登録番号 特許第4625953号
特許権者 国立大学法人 筑波大学
発明の名称 カーボンナノチューブに担持した金属触媒及びその作製方法
技術分野 機械・加工
機能 機械・部品の製造、環境・リサイクル対策
適用製品 燃料電池の電極触媒、固体高分子形燃料電池、有害物質除去
目的 カーボンナノチューブに担持した金属触媒が溶解して触媒活性が少なくなるようなことのない、カーボンナノチューブ内に金属触媒を担持した構造の金属触媒、及び担持すべき金属触媒をカーボンナノチューブの内部に簡単に固定することのできるカーボンナノチューブに担持した金属触媒の作製方法の実現。
効果 カーボンナノチューブ内に金属触媒をきわめて単純な方法で、確実に固定することができる。また、金属触媒がカーボンナノチューブ内に固定され担持されており、酸水溶液内等の環境下に置かれても、金属触媒が溶出しにくいので、燃料電池の電極触媒や汚染された水の窒素化学物質の分解等に使用される水中触媒等、各種の用途に利用でき、しかも耐久性の向上が図れる。
技術概要
 
本技術の作製方法により、カーボンナノチューブに担持した金属触媒の作製する場合、まず、カーボンナノチューブを酸化して、筒状のチューブの内外を貫通する開口部や、チューブの内面及び外面に欠陥部を形成する。カーボンナノチューブは、単層カーボンナノチューブでもよいし、多層カーボンナノチューブでもよい。ここで、カーボンナノチューブの外径は、単層カーボンナノチューブの場合は0.8〜2nmであり、多層カーボンナノチューブの場合は、5〜50nmであることが好ましい。次に、カーボンナノチューブを金属触媒の前駆体物質を有する有機金属溶媒に浸漬し、開口部を通して有機金属溶媒を、少なくともカーボンナノチューブ内(カーボンナノチューブの筒状の細孔内)に導入して金属触媒を固定する。またカーボンナノチューブの内面や外面に形成される欠陥部に付着させる。このようにして、カーボンナノチューブに担持した金属触媒を得る。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2018 INPIT