細胞壁構成成分を連続的に産生するプロトプラストの培養方法および培養システム

開放特許情報番号
L2006000619
開放特許情報登録日
2006/2/10
最新更新日
2012/7/27

基本情報

出願番号 特願2006-548997
出願日 2005/12/20
出願人 国立大学法人 筑波大学
公開番号 WO2006/068132
公開日 2006/6/29
登録番号 特許第4982749号
特許権者 国立大学法人 筑波大学
発明の名称 細胞壁構成成分を連続的に産生するプロトプラストの培養方法および培養システム
技術分野 食品・バイオ
機能 洗浄・除去、安全・福祉対策
適用製品 細菌、菌類、カビ、藻類、植物細胞
目的 マイルドな培養条件下でのプロトプラストの培養を実現し、プロトプラストから細胞に戻すことなく、自然のままの細胞壁構成成分を連続的に産生させる事を可能とする技術の提供。
効果 環境負荷の少ないマイルドな培養条件下で、プロトプラストを液体培養して細胞壁成分を培養液中に拡散させることで、プロトプラストの状態を維持して培養し続けることができる。即ち、プロトプラストの表層に細胞壁成分が蓄積してプロトプラストが細胞に戻るのを有効に防ぎながら、培養過程で、有用な細胞壁構成成分を培養液中に連続的に産生させることができる。
技術概要
この技術では、YPD培地を200ml入れた500ml三角フラスコを用いて、30℃、200rpm、14時間の条件で酵母細胞を増殖させる。培養して得られた酵母細胞を集め、細胞壁溶解酵素液(溶菌酵素:Zymolyase 20Tを30U/mL、促進剤:2−Mercaptoethanolを100mM、浸透圧調整剤:0.9Mマンニトール、緩衝液:HEPES(pH7.5)を作用させ、30℃条件で、マイルドシェーカーにより1.5時間ゆっくりと振とうし、プロトプラストを作製する。得られたプロトプラストを液体培地(YPMP培地(グルコース20g/L、ポリペプトン20g/L、酵母エキス10g/L、マンニトール0.85M、pH5.7)が入ったシャーレに入れ、30℃条件で液体培養を行った。この結果、培養に伴い、培養液中に細胞壁構成成分が大量かつ継続的に分泌され、細胞壁構成成分がシート状に蓄積されることが確認できた。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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