基板、及び標的物質の定量方法

開放特許情報番号
L2006000366
開放特許情報登録日
2006/1/20
最新更新日
2012/3/9

基本情報

出願番号 特願2006-548694
出願日 2005/8/19
出願人 国立大学法人 岡山大学
公開番号 WO2006/064591
公開日 2006/6/22
登録番号 特許第4882071号
特許権者 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 基板、及び標的物質の定量方法
技術分野 食品・バイオ
機能 検査・検出、機械・部品の製造
適用製品 基板、及び標的物質の定量システム
目的 細胞レベルで絶対量として標的物質を定量することを可能とする基板、及び定量方法を提供する。
効果 この定量法によれば、細胞一個一個のレベルで、遺伝子産物の定量化が可能である。癌組織では、すべての癌細胞が均一ではなく、形態や転移性などの性質を含めて多様性があるものとされている。その多様性は、すべて、遺伝子発現の多様性により規定されていると考えられるため、細胞一個一個のレベルで転写産物を同定できることは大変意義深い。
技術概要
 
基板は、プローブと結合性を有し、かつ複数の濃度勾配を有する断片を含む濃度勾配スポット部と、プローブと結合性を有する標的物質を含有する標本を設置するための標本設置部とを有する。また、この基板において、プローブが、核酸、タンパク質、抗原、抗体、ペプチドからなる群から選択される少なくとも1種である。また、標的物質の定量方法は、プローブと結合性を有し、かつ複数の濃度勾配を有する断片と、断片とプローブとをアフィニティー相互作用させることにより得られた濃度と強度の検量線に基づき、標識プローブと結合性を有する標的物質を含有する標本中に存在する標的物質を定量する。また、標的物質の定量方法において、標的物質の定量を、レーザー顕微鏡、蛍光顕微鏡、又は蛍光検出器により行う。また、標的物質の定量方法において、標本が、調査したい臓器、組織、器官、細胞、器官系、細胞群からなる群から選択される少なくとも1種である。また、標的物質の定量方法において、標的物質が、タンパク質、抗原、抗体、ペプチド、核酸からなる群から選択される少なくとも1種である。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 この方法によれば、細胞一個につき何コピーの転写産物が含まれるかが数値として同定できるため、時間軸を超えて過去のデータとの絶対的比較も可能となる。この標的物質の定量方法においては、一枚一枚の標本について検量線(標準曲線)を作成して、絶対量が定量化することができるので、実験条件のばらつきの問題も克服することができる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【有】   
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